雪の朝ぼくは突然歌いたくなった

2005年1月26日。雪の朝、突然歌いたくなった。「題詠マラソン」に参加。3月6日に完走。六十路の未知の旅が始まった…。

060106 日々歌う

2006-01-06 01:15:59 | 日々歌ふ
夭折の子を持つ親のかなしみを湛へて届く賀状もありて

教へ子の完の名こそかなしけれ心を病みて自死に果て逝く
(完=たもつ)

                   *

ダルデンヌ兄弟のベルギー映画『ある子供』を観て詠める

<ある子供>描く世界のひしひしと迫るを想ひ一夜眠れず
(一夜=ひとよ)

寄る辺なき子らを生みつつ<改革>の笛に踊りて進みて行かば

                        051123 日々歌う

                   *

鈍色の空を彩り柿の実の映ゆるを見るもカーブミラーに
(鈍色=にびいろ)

雪のせて冬茎光るイタドリの実食まるるをしづかに待てり

生きざまと目線といふをいつしかに人慣れ行けど吾はなじまず

大衆の想ひ及ばぬ大嘘をつき続けむのフシあらざるや

デパートにスーパーそれにコンビニはジジババさへも何気に使ふ

コメント (13)
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