雪の朝ぼくは突然歌いたくなった

2005年1月26日。雪の朝、突然歌いたくなった。「題詠マラソン」に参加。3月6日に完走。六十路の未知の旅が始まった…。

060107 日々歌う

2006-01-07 12:40:01 | 日々歌ふ
東京の地の下暗く今もなほ川の流るる数多のあれど

水辺なき暮らしに代へて絶え間なく車流るる道を作りて

残されし川の岸辺の切り立ちてフェンスでなほも人を拒みぬ

隣国の都大路に甦る清渓川こそあらまほしけれ
(清渓川=チョンゲチョン)

キス、メゴチ、ホタテにアナゴ、江戸前のてんぷら食めば都に住むも

時として<うえの>か<ういの>わからぬと亡き母言ひぬみちのくの血の

耐へに耐へいのち継がむと飛び立つを翼果の待てり冬陽に浮かび

冬枯れや兵どもが夢の跡ひとも恐るる蜂の巣玉の
(兵=つはもの)

せつかちに生きしわけにもあらざれど過ぎゆく時の疾きを想ふ

コメント (6)
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