著者は池田暁子(いけだきょうこ)さんです。
自宅兼仕事場は、6畳と3畳に4畳ほどのキッチンでしょうか、どこもかしこもモノだらけ。
おおげさなように思うかもしれませんが、実際にこういう汚部屋をテレビで見たことがあります。
そのたびに
「うぉぉ!私に捨てさせてくれぇぇ!」
と叫んだものですが、書店でこの本を見つけ、このページを見たとたん、やっぱり叫びたくなりました。
で、池田暁子さんは、最初は捨てることがなかなかできなくて、ちっとも片付かなくて困っていました。
しかし、何がどこにあるか、まったく把握できてないことはいけないことだと途中で気付き
「とりあえず取っておこう」
をすっぱりとやめて、何もかも一気に捨てることにしたのです。
片づけるための5つのステップも書かれています。
① 基地を作る
まずは1ヶ所だけでも片づけてきれいになった場所があると、他もきれいにしよう!というヤル気がわいてきます
② 台所を攻める
賞味期限切れの食品や、たまったプラスチック製のスプーンなど、これはいるかな…などとあまり悩まなくてもどんどん捨てることができるので、片づけにはずみがつきます
③ 毎日使うモノを基地に集める
きれいで片づいた場所に、携帯電話の充電器や子機、財布などよく使うモノを置いておくと、モノを探してばかりの生活から解放されます
④ 今使わない物を捨てる
普段使っている物と必ず使う物だけを残し、それ以外はすべて捨てます
⑤ 部屋のマップを作る
台所用品はここ、仕事用品はここ、本はここ、という配置を決めて、それ以外の場所には置かないようにし、またそこからはみ出す分は持たないようにします
読んで思いました。
これは、モノを捨てられないひとが読んだら、たいていのひとが捨てたくなるのではないか?と。
そして、捨てることが大好き!と公言している私ですが、まだまだ捨て方が甘いな…と。
それは読んだあとで
『とりあえず置いていたもの』
が私にも色々あることに気付いたからです。
そのうちに行こうと思っていた、フリーペーパーに載っていたお店の切り抜きや、ネット通販を利用したあとで来たダイレクトメールを、また次もその通販で買いたいな、と取っておいたのですが
『当分はそんなことに使うお金がないから、それらを取っておいても買うことはない』
と思って全部捨てました。
その他にも、そのうちに整理しょうと思っていた古い写真やネガなどの大半を捨てました。
(猫写真のネガは、カメラのキタムラでCD-Rにデジタル画像として保存してもらおうと思い捨てませんでした)
風景や花などを撮っていたのですが
『撮り方もヘタだし、これらをわざわざお金を出してデジタル化して保存したくはない』
と思ったので、さっさと処分しました。
この調子で押入れや机周辺を点検したら、まだまだ捨てるモノがあれこれ出てきそうです。
幸い、今日と明日はお休みなので、ウキウキしながらやろうと思います。
そんな私の同居人で、モノをまったく捨てられないアホ彼は、また使いもしないモノを増やしました。
マクドナルドの景品のグラスが15個…。
また部屋の肥やしにするようです。
今でこそアホ彼の汚部屋は自室だけで済んでいますが、これがもしひとり暮らしだったら、池田暁子さん宅に負けない汚部屋になることは確実!
ヤツにこそ、この本を読ませたいのですが、まったく相手にされませんでした、ちっ!
捨てることが好きでも、整理整頓はあまり上手ではない私は、池田暁子さんの最新著作の
『必要なものがスグに!とり出せる整理術!』
という本も買うつもりです。