すっかり更新が滞って申し訳ありません。
えー、初参加のマラソン報告です。
受付は午前7時からでしたが、駐車場がいっぱいになったらやだなあ…と思い、6時30分には到着しました。
といっても、我が家からは車で10分程度なのであっという間でしたけどね。
え?
そのくらいだったら駐車場の心配するよりも、自転車とか公共交通機関で行けよって?
いえね奥さん、我が家からそこに行くには山を越えなくてはいけませんの。
おまけにバスは本数が少ないうえに、ぐるーっと遠回りのコースしかないので、うちから乗ると40分以上かかるからやむをえませんの。
さて、そんな時間ですが、すでに駐車場は4割くらい埋まってました。
中には隣県ナンバーもちらほら。
四国内ならまあわかるんですが、こんなローカルなマラソン大会なのに、ついでに観光もしようかというプランなのか、北は北海道から、南は熊本まで、思った以上に全国あちこちから参加者がいたのにはビックリしました。
7時になり受付に向かったのですが、車から降りたとたん、寒っ!と思いました。
しまったなー、私半袖Tシャツしか持ってきてないのにー。
ま、走っているうちにぬくもるだろう…(ぬくもるどころか実際は半袖で大正解!と思うほど暑くなった)と、寒いなか両手をこすりながら、坂道を登って受付に向かいました。
(運動公園内なので緩やかな丘の上に競技場がある)
まだそんなに来ていないのかな?と思っていたら、すでにたくさんの人が受付をしたり、競技場内のコースをゆっくり走ったりしています。
ひええええ!
気合が違うなあ。
受付は年齢別のゼッケン番号ごとに分かれているのですが、私の前で受け取ったオバサン3人組はもらったゼッケンを見て
「これ嫌~!塗って消したい~」
とわめいていました。
なんでだろう?と思ったら、もらったゼッケンには
40~49歳という文字と名前が。
あー名前はともかく、年齢は嫌だろうなあ。
しかし、一緒にもらった冊子には、全参加者のゼッケン番号と名前と年齢がきっちりと掲載されているので、まあしょうがないか、と思いましたね。
再び坂道を降りて車に戻り、おにぎりを食べたりお茶を飲んだりしてから、着替えを持って会場内にある更衣室に向かいました。
※ここから他の方の会話も
この色でお送りします。
アンタどのくらい練習した?
私4回くらいしか走ってないのよ~。
大丈夫ですよ、去年私は走ったり歩いたりだったけど2時間20分くらいで完走しましたから。
それにけっこう歩いている人もいるから、置いて行かれる~って感じはあまりないのよねえ。
ふむふむなるほど、と聞き耳を立てながらゼッケンを安全ピンで留める私。
あら~その(ランニング)タイツ、いいわねえ。
1万円くらいしたけど、今回思い切って買ってみたのよ~。
私もナイキのシューズを1万円以上したけど思い切って買ったわ~。
やっぱナイキはいいわよねえ。
ふむふむ、私もそういうタイツが欲しかったけど、値段もさることながら今の実力ではちょっと恥ずかしくって履けないなあ…と買わなかったのさ。
ちなみに今日のウエアは、半額で1200円くらいだったアシックスの水色のTシャツ(多分昨年の残りだと思う)に、リーボックのスカートがついたランニングパンツ(それこそ昨日妹3号と買い物に来て見つけてもらった)5940円です。
このランニングパンツはスカートと分割できるので、スカートは他のタイツを合わせてもよし、パンツは単品で使ってもよし、そしてすんごい柔らかい履き心地が気にいりました。
それにアシックスのキャップ(1200円くらい)とアシックスのウエストポーチ(車の鍵や携帯電話を入れるためで1800円くらい)、アホ彼からバレンタインのお返しだと貰った、使い古したBaby-Gの腕時計を装着しました。
これは走る時用の時計を持っていなかったので、買ってくれーとわめいていたらサーフィンで散々使ったのをくれました、ちっ。
さて本題に戻りましょう。
着替えを済ませて、いざ準備運動に。
大勢の人がグラウンド内や観客席で、インストラクターのおねいさんの指導の元、体を曲げたり回したり。
ふむふむ、こういうふうな運動をすればいいのか、と今後の参考になりました。
(今まではストレッチがよくわからなかったのでテキトーにやっていた)
その後開会式が始まったのですが、トイレに行ったのであまり参加できませんでした。
というのも、競技場内にはトイレがすごく少なくて、男性トイレも女性トイレも混雑していたので、終わって出てきたら偉い手さんのお話は済んで、選手宣誓になってました。
余談ですが、この選手宣誓をした男女は、無事完走できたら市役所に婚姻届を出すんだそうです。
なるほど、カップルで同じ趣味ってのはいいもんだなあ。
実際に走っていると、明らかに自分はもっと速く走れるだろうに、彼女(または妻)のペースに合わせて仲良く走っている彼氏(または夫)というのを何組も見ましたからね。
しかしアホ彼だったら
絶対私を置いて先にとっとと行っちまうな。
さてまた本題に戻りましょう。
ようやくスタート時間が近づいてきました。
見ると、前のほうに『1時間30分以内』と、真ん中ほどに『1時間30分以上』の札を持ったオジサンがいます。
速いひとは先頭集団で一気に走りきるので前に溜まりますが、その中に遅いひとがいたらはっきり言って邪魔っけなので、こういうわけ方をしているのでしょう。
ええ、もちろん私は1時間30分以上組の中ほどに陣取りましたよ。
普段の練習でも、走ったり歩いたりを繰り返して、7キロを50分ほどかけます。
となると、14キロのコースですから、ざっと倍にしても1時間40分かかります。
それに加えて、信号待ちでは警察の指示に従って止まらないといけないし、後半にそこそこなアップダウンはあるし、同レベルのランナーが団子状態になると、狭い歩道を走る時などはどうしてもペースダウンになりますから、今の実力ではどう考えても1時間30分は切れませんからね。
ともかくも、今回は記録より完走が目的ですから、まあこのあたりからぼつぼつ行くべ、といったとこでしょうか。
ねえねえ、あの帽子可愛いよね(麦わら帽子に可愛く造花をあしらった女性2人組がいた)
来年は兎年だから兎耳のバニーちゃんにしようよ
でもバニーガールはこの歳だもん、勘弁してね
うん、同じ40代だもんねえ、私だってできませんぞよ。
さあ、ついにスタートです。
いざ!と思ったのですが、なんせ3千人以上のランナーなので、後半の私たちは歩く速度くらいののろのろスタートになります。
(タイムは計測用のチップがあるので遅いスタートでも問題なし)
まあこんなもんか、と思っていたら、前が空いてきたのか、いきなり周りがスピードアップ。
おりょりょりょ、と思いながらも、自分のペースを乱さないよう気をつけて走ります。
しかし、ペースアップしたのは競技場内だけで、外に出ると早くもばらけてきました。
やべえ、オレもう足が痛くなってきた~
おいおい、どっかのニイチャンよ、まだ500mも走ってないぞ。
自分のペースを崩さずに、と走っていたのですが、遅いひとが結構いたので、思ったよりどんどん抜くことができます。
おかげで、みんなにどんどん抜かれたら、のんびり行って画像もたくさん撮ろうっと♪なんて思っていたのに、どんどん抜けたため、その人達にあとで抜かれたら嫌だと思って、止まらずにぐんぐん進んだので、道中の画像はありません。
それでも大勢ですから、抜いても抜いてもまだまだまだまだ前はつかえています。
太平洋を横目に見ながら、といっても今年初の黄砂の影響で、かすんでしまってイマイチ。
しかもかすんでいるのに天気はいいもんだから、暑いし、汗がボタボタ落ちて目に入ったりと散々。
そして6.7キロあたりにある最初の給水所で、ああ喉がカラカラだ~と止まったら、足がガクガクしてビックリ!
そ、そういや練習ではもっとゆっくりした速度でなら6キロ止まらずに走れるけど、この走ったり歩いたりする時のちょっと早い速度で6キロぶっ通しで走ったことはなかったなあ。
うわ、オレ大丈夫か?!
しかし2杯の水を飲み(頭を冷やすためにぶっかけようと思ったのにあまり冷えてなかったので却下)また走り始めたら特に問題もなくスムーズに進みます。
そんな道中の楽しみのひとつは、女性ランナーのウエア見学。
この暑いのに日焼け防止もあるのか、長袖ランナーが多いのには驚きました。
中には私が冬場の練習に着るようなウエアの上下のひとや、手袋をしているひとまで様々。
私は夕方の練習でさえ、長袖の上に半袖を着た格好ですら暑い~という状態ですから、とてもじゃないけどまっ昼間は半袖じゃないと倒れます。
さてレースも中盤にさしかかりました。
さすがテレビ局主催だけあって、あっちこっちにカメラがあり、また車で移動しながら撮影なんてのもあります。
もちろんそんな時は、澄ました顔で通り過ぎますが、放送される可能性は少ないです、ハハハ。
そんな中、具合が悪くなったひとをすばやく見つけるバイクに乗った救護係の方も何人かいました。
足が痛いといった感じで、その係の方にエアスプレーをしゅーしゅーかけてもらっているひとも数名いました。
そして、実際に倒れて救急車で運ばれている方も3名(全部男性だった)も見ました。
うへえ、恐ろしい…。
そして10キロあたりにある2ヶ所目の給水所で、やっと止まったらこれまた膝がガクガク。
しかしまた走り出すには問題ありません。
余談ですが、昨年ここではトマトの無料配布があったんですが、今年は水しかなかったです。
もっともトマトはあまり好きじゃないのでなくてもかまわなかったんですが、文旦や小夏などの柑橘類があったらいいなあと思いました。
さてそろそろ終盤にさしかかります。
残りは3キロくらいなので、このあたりから残していた力を出し切って加速すると良いのですが、アップダウンが多くてそれもできません。
とにかくもくもくと坂を上がり、また下りて、ようやく競技場が見えた所には最後のきついのぼり坂が!
なんとかのぼりきったものの、そこから競技場入口へのゆるやかな下り坂は、もう足がガクガクして転ばないようにするのが精一杯。
そしてグラウンド内に入ったものの、加速するパワーが足に伝わらず、ただもくもくとゴールしました。
息はそんなに切れていませんでしたが、とにかく足がガクガクでシューズの紐に装着した計測チップを外すのにも一苦労。
その後、クールダウンストレッチとかいうのが会場の片隅でやっていたので参加し、体をほぐしたあと、着替えて完走証明書をもらいに行きました。
結果は
タイム1時間39分14秒
女子総合 872人中 431位
女子40~49歳 164人中 82位
男女総合3063人中 2071位
と、真ん中あたりでした。
1キロあたり7分くらいなので、決して早くはありません。
でも、完走できるかどうかずっと心配だったことを思えば、我ながらよくやった!とほめてやりたくなりました。
そして思いました。
やはり練習量は裏切らないんだと。
ま、まあね、もっと走りこむひとから比べたら、いかに7キロとはいえ、週3~4日、しかも雨でも続いたらずっと走れないという状況ですから、練習量としては大したもんじゃないと思います。
それでも、走りこんでいるおかげで、一度も歩くことなく、またしんどくなって止まってしまうこともなく、最初から最後までほぼ同じペースで行くことができました。
これは今後のよい励みになります。
しかし克服しなくてはならない問題も発覚しました。
体に熱がたまると頭痛が…。
家に帰ってからも、ずーっと熱冷ましのシートを貼っていましたが、夜遅くまで治りませんでした。
うむむ、終わったらすぐに冷やすべきかな。
ちなみに男性トップは22歳で46分18秒、女性トップはなんと60歳で57分42秒でした、スゲー。
そしてまたまた余談ですが、男性トップのおにいさんは夕方のニュースでインタビューを受けてましたが、今日は奥さんの誕生日とかで絶対トップになりなさいよとハッパをかけられていたのだとか。
よいプレゼントになったと鼻の下が伸びてました。
さあ、次は来月4月18日、車で1時間30分ほどかかる、ちいさな村主催のマラソン大会(13.6キロ・制限時間2時間)です。
猪突猛進な私は、今回のマラソンで完走できるかどうかもわからないのに、せっかくのチャンスだからと締め切りが迫っていた次の大会をさっさと申し込みしたのです。
というのも、東京都や兵庫県などは、まさに毎週どっかで大会がある!というくらいあっちこっちで開催されるのですが、私が移動できる範囲の高知および四国内では、これからの季節はぐっと数が減るのです。
また秋冬がきたらまあまああるようなのですが、目標がないと練習をサボりがちな私は、せめてもう1回くらい走っておかないと、と思ったのです。
こちらは山間部なので、アップダウンはかなりあると思いますが、制限時間も短いので、今回ほどのんびり走っていては間に合いません。
そのためにもまた練習を積まねば!
そして!
…もうちょっと横幅が引き締まるよう頑張らないと、水色のウエアは実物よりもかなり太って見えました…しくしく。
だらだらと長くなりましたが、最後まで読んでくださった、そして応援してくださった皆様、どうもありがとうございました。