夏木広介の日本語ワールド

駄目な日本語を斬る。いい加減な発言も斬る。文化、科学、芸能、政治、暮しと、目にした物は何でも。文句は過激なくらいがいい。

掃除機のコンセントの修理代が1万円

2009年11月25日 | 暮らし
 使っているダイソンの掃除機が壊れた。と言ってもコンセントの部分が断線しただけである。なんでそんな所が断線したかと言うと、犬がかじってしまったのだ。それも掃除機を使っている最中に。それはもう二年も前の事で、被覆が破れて線がむき出しになってしまったので、ビニールテープで巻いて保護して使っていた。それがとうとう断線にまで発展してしまった。
 コードの断線は結構あるからいつも自分で直していた。しかし息子が、強い電流が流れる可能性もあるから、単にねじ止めで良い物と、半田付けしなければならない物とがあるから、メーカーに聞いた方が良い、と言うので従った。その答が「修理代は1万円」である。正確には九千八百何十円かなのだが、送料込の修理代である。
 メーカーとしては使用者の自分での修理は前提とはしていない、と言うのである。そのメーカーの方針は分からないでもないが、たかがコンセントに1万円は私には出せない。そこで丁重にお断りをした。
 考えてみれば、過剰な電流が流れるなら、ソケットだって危険になる。だから掃除機だけで考えても意味が無いだろう。
 買った電気店は近所のラオックスなのだが、二年前ほど撤退してしまった。だから秋葉原まで持って行かなくてはならない。だからコンセントの部分を持って近所の量販店に行ってみようと思っている。日本ではほとんど使われていないT字型のコンセントだって売られているのだから、この掃除機に使えるコンセントだってあるはずだ。
 だいたい、いつの頃からか、コンセントはコードと一体型になってしまった。昔はみんなコンセントだけ取り替えられた。日本の電気その物が変わった訳ではないだろうに。

 このラオックスについては、私は開店した時に、店員にこう聞いた。このダイエーでの出店は前の企業はたいてい潰れて撤退したけど、勝算はあるの? 私は出店その物について聞いたのだが、店員は店のサービスが心配なのだろうと思ったようで、ご心配は要りません。私どもの本店は大丈夫ですから、と答が返って来た。
 閉店と聞いて、だから言った事じゃない、と思った。まあ、そんな店で買ったのは、一番高い製品がとても安かったからだ。ほかの店でも安く売ってはいるが、それはずっと値段の安い物だったから、その店で買ったのだ。
 このダイソンの商売は、同じ機能の製品を付属品の違いで値段に差を付けて売る。今でも同じかどうかは知らないが、私が買った時はそうだった。それに使い勝手が良いとはお世辞にも言えない。吸引力や吸った塵を吐き出さないとの点は大いに買うが、細かな作業がしにくい。多分、本国のイギリスでは大きな邸宅で使うからこまごまとした作業はしないのだろう。
 テレビでのCMでは最近になって、日本の掃除機に似た細かな作業の出来る部品も付くようになったが、本来は最初からそうあるべきなのだ。日本人の生活を知らないで日本に乗り込んで来たとしか思えない。同機の方式は特許で真似が出来ないらしいが、日本も早く同じような機能の掃除機を作り出して欲しい。日本人には日本の暮らしに合った掃除機が必要なのだ。