成瀬たかこブログ

まちづくりや日々のあれこれ、不定期発信しています。

はじめての ハグ

2017-03-04 | 日記

前々からやってみたい、やってみなければと思っていたHUG(避難所運営ゲーム)をやっと体験することができました。



東浦防災ネットの会員みなさんと約1時間、あーでもないこーでもないといいながら、避難者カード・イベントカードを1枚ずつ進めていきました。



ゲームを始める前の説明が結構ざっくりだったことと、グループが全員HUG初体験だったことから避難所運営は迷走しました。。。



今日はゲームだったからいいようなものの、こんなことでは実際の避難所はとてもじゃないがスムーズには運営できないと確信しました。。。
特に、様々な障害を抱えておられる方、妊産婦乳幼児や病人など集団生活が難しい方、言葉が通じないなどコミュニケーションがしずらい方、遠方から来ていてたまたま被災し帰宅困難な状態となった方、などなど一体どう対応したらよいものか?
時間とともに避難者の状況も変化しますし、届き始めた支援を効果的に受け入れるためにも避難所の「運営」がチームとして機能するようにしておきたいものです。
ゲームに入る前に、阪神、新潟中越、東北、そして昨年の熊本での実際の避難と避難所の様子も報告されました。
特に熊本。小さい子供がいる、アレルギーがあり集団生活は危険、ペットを連れている、ほかにも様々な理由から避難所に入らず車中泊を選ばざるをえなかったケースが大かったこと。周りに気を遣う必要はなくなる代わりに、健康状態の異常がまわりから見えにくいことはリスクが高くなってしまいます。指定避難所には公的支援は早く届くけれども、実際には指定よりも多くの避難者がいた自主避難所には支援物資の量・スピードが何倍も足りなかったこと。
この避難所運営ゲーム、ぜひ一度体験してみることをみなさんにお勧めしたいです。

HUG体験のあとは、東浦防災ネット設立15周年記念式典でした。

HUG(避難所運営ゲーム)は、インターネットでも説明がいろいろ出ています。