東浦町議会議員成瀬たかこ活動ブログ

みんなでつくろう!東浦のみらい
まちかどからみなさんにお話しさせていただく5日間に。

学校と福祉と多様性

2016-03-26 | 日記

学校と福祉の連携を考える勉強会に参加してきました。
学校と福祉というと、昔はお年寄りや障がい者への接し方などを通して福祉の心を学ぶ、学校教育の現場は提供する側としてのわたしたちというスタンスだったのが、昨今では貧困などで自身が支援を受ける側になっている家庭のこどもたちが増えているという現実です。スクールソーシャルワーカー(SSW)、学習支援、こども食堂といった言葉の認知度も急速に上がってきていると感じます。

今日の勉強会の参加者の顔ぶれはまた広く、弁護士、キャリアコンサルタント、精神科医、塾代表者、ライター、行政職員、議員など様々な分野にわたっていました。

わたしは貧困と学習意欲、学習環境の問題についてという意識で参加したのですが、みなさんとの話の中で、貧困は「生きづらさ」の様々な要因の中のひとつという捉え方に気づかされました。今のこどもたちの多様性に学校が対応できていない、対応できるような制度設計がもともとされていないことから来る困難に、直面して苦しむこどもたち、そして戸惑う先生。

多様性。
家族構成や国籍、経済的な面での環境の多様性。成長や発達、性別などの外見・内面の多様性。
そこで、家庭か学校かの二者択一ではなく、安心して自分らしくいられる「第三の居場所」があれば、バランスを保ちながらやって行けるのではないか?地域がその居場所たりうる可能性は?学校と地域との関係はどうなっている?どうつながっていくのが好ましいのか?つなぎ手はいるのか?自分は何をできるか?・・・

たとえばSSWの配置に予算をつける、自治体の動きを加速させるには、やっぱり国レベルでの法制化が有効ではあります。ですが、法整備が進むと、逆に法に縛られ現場にニーズはあってもその枠からはみ出したことが今度はできなくなってしまうという副作用の恐れもあったりして。法が無くても動く自治体が他と大きく違うところは何かというと、首長の力の入れどころだったり、議会の理解・政策の推進力かと思います。そこからつなげて考えると、選挙でどんな政策の人を選ぶのかはとても重要なことであると今さらですがたどり着きます。

なんだか話が逸れてきてしまいましたが・・・。やっぱり政治は身近なことにつながっています。多様性を受け入れ、一人ひとりがその人らしく生きられるまちづくり、地域づくりをしていきたい、していかなければいけないと思います。

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卒業式・卒園式

2016-03-25 | 日記

3月議会の合間を縫うようにして、中学校・小学校・保育園の卒業式卒園式にお招きいただき、出席しています。昨年の3月には我が家の末っ子も高校の卒業式を終えましたので、これからは卒業の場に立ち会えることも議員でいる間だけのこととなるわけです。

今年の卒業式は、中学校も小学校もわたしの前には、ちょうど花。






こちらは、小学校の来賓控室の窓辺の花。写真としては一番いい感じに撮れています。

保育園卒園式での園長先生のお話のなかで園児に向けて語られたことは

「自分の命は自分で守る」。

えっ?6歳児にそんなに難しいこと・・・、と一瞬思いましたが、大切なことです。

たとえば交通ルールを守るのは、「ルールだから守る」んじゃなくて、「自分の身を守るためにルールを守る」んだということ。

まあいいや、とか、周りに流されて行動するのではなく、自分で考えて行動することを身に着けてほしいということ。

6歳は6歳なりの理解で今はいいと思います。

大人でも「自分を守る」ことって、できているようでできていないかも・・・。

 

 

 

 

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南知多の春

2016-03-22 | 日記

南知多は、わたしの生まれたところ。

南知多町で生まれ、小1の9月の始めまで、美浜町で暮らしました。

もうかれこれ半世紀も生きていると当時の記憶はどんどん薄れてきていますが、行くとなんとなくほっとするというか、不思議な気持ちになります。

今住んでいる東浦町もまわりの市町に比べると時の流れがゆったりしているように思いますが、南知多はさらにゆるく、ゆったりしている気がします。

いつもそこにいてくれて、ありがとう。

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遺児手当が変わります。

2016-03-21 | 日記

 まったく発信もできないままに3月議会が終わっていました。
28年度予算をはじめ、条例の制定・改正など執行部提出議案はすべて可決しました。
中で一番大きく賛否が分かれたのは遺児手当支給条例の改正で、10:5でした。

 遺児手当とは、遺児(主にひとり親家庭のこども)の健全な育成と福祉の増進をはかることを目的として支給されるお金のことで、東浦町では昭和51年からある制度です。現在は所得制限があり、子ども一人当たり1か月3,500円が18歳になるまでとなっています。制度の改正で、支給額は1か月あたり5,000円に、支給期間が最長60か月までと変更されるというものです。新制度への移行は29年4月からです。

 子どもの健全な育成と福祉の増進のためには、お金は必要。両親揃っている家庭と比べてひとり親家庭では十分な収入が得られない場合も多く、それを少しでも補うための手当です。公的な手当を受け続けるよりも、十分な収入が得られるようになることの方が望ましいことは言うまでもありません。今回の町条例改正はその考え方を具現化するためのものです。

 町の考え方としては、ひとり親家庭になるという環境の変化によって精神的にも経済的にも大変な時期に、集中して手当をつけます。最長5年としましょう。その間に、自立できるようにそのためのサポートは全力で町としても行います。安定した収入につながるためのスキルアップ、就職のための助成金を新設し、保育所の一時預かり、ファミリーサポートの利用料の優遇措置も行います。困っている人と必要な支援をつなぐソーシャルワーカーの配置を増やすことも決めています。投資の方向を変える、ということです。 事業の方向としては、議会内でも賛同は得られていたと思います。それでも賛否が分かれたのは、制度変更によって事実上手当の「打ち切り」となる家庭が少なからず発生するという点です。

 新規での手当て申請だけでなく、すでに継続して5年以上受給しているケースの取り扱いです。わたしもこの点は気がかりであり、杉下議員から委員会での継続審査動議が出た時には期待したのですが、原案がそのまま委員会を通過してしまいました。 現状(3,500円を18歳まで)でも近隣自治体では手厚い、わが町の遺児手当です。町の財政全体を見なければならない議会としては、どう結論づけたものか?

 「扶助費」の変化を見てみました。一般会計全体に占める扶助費の割合は、平成16年度から26年度の10年で2倍以上に膨れ上がっていました。ただでさえ生産年齢人口はこの先減少しますし、高齢者福祉に財源が必要になってくるのは明らかです。経済的な安定、自立の可能性のあるところには公的支援の投入方法を変えていく必要があるという判断をわたしは今回しました。異論はありましょう。本会議討論でも述べましたが、制度は永久的に続くものではありません。社会情勢の変化、時代の要請によって変わるもので、変えなければいけない時があります。今はその時なのか?は、後にならないとわからないことなのかもしれません。議会としても決めた側の責任として、新制度移行後の検証も見守っていかねばなりません。成果によってはまた、熟議の上で、対応する制度に変えていくという柔軟さも必要です。

本会議での討論は→こちら

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