GW直前の4月25(木)と26(金)で福井県に行ってまいりました。
目的は二つ。
ひとつは永平寺町議会です。
議会改革が進んでいる有名どころはほかにもたくさんある中で、わたしが永平寺町議会にこだわったのは
「議会と語ろう会」、議会ホームページ、議会フェイスブック、委員会・本会議のケーブルテレビ生中継、
議員間討議、無会派制による議会運営など様々な取り組みがなされており、
目立たないけれども「日本一の議会改革をしている」という人もいます。
しかも議員定数(18人)、議員の年齢・性別構成、「町」議会であることすなわち議員報酬の額、など
わが東浦町議会と共通する部分が多いなかで、
こうも改革が進む理由は一体何なのかどうしてもこの目で見てみたかったからです。
(←クリックで大きく)
会場の竹原集落センターの屋外掲示板より。
まず、25日(木)夜 「議会と語ろう会」を見学させていただきました。
もともと「議会報告会」として始まったものですが、
進化して、住民が議会と語りあう「議会と語ろう会」となったものです。
毎回、議会側がテーマを用意しますが、語り合う内容はテーマ以外のものも全然オッケー。
住民さんが語り合いたいことに議会が応えています。
会をとおして、双方のやりとりから垣間見えたことは・・・。
議会は議論して決めるところ、執行部は文字通り執り行うところという二元代表制を住民さんがちゃんと理解しているということ。
住民さんからは「それでは役場の説明と同じ。どんな議論をして決まったのを知りたい」という発言が出たり。
答える議員の口からも「言えることは(執行部に)言っている」、
「地元の利益だけを守るのが議員ではない、町全体にとって都合のよくないことにならないようにするのも大事」(要旨)という言葉が出たり。
もちろん、数年前に「報告会」として始まったときからこのような状態だったわけではないそうです。
定着するまでは、執行部と議会の役割の違いを会場ごとに根気よく説明を重ねられたとか。
今は4人1チームで会場分担していますが最初は全議員で会場をまわっていたそうです。
そこで、住民さんの声を「全員で」受け止め、
議会にとって都合のいいご意見も都合の悪いご意見も「全員で」共有することで、
個々の議員の意識改革もはかられたとのことです。
年2回×12会場で年間24個所、小学校区よりもさらに小さい集会所単位ほどのくくりで回る、
町全体で90か所(成瀬記憶)以上で開催する予定のため、
まだ全部を制覇できていないそうです。
お一人でも多くの町民さんに参加していただけるよう、
周知は徹底して行ってみえます。
議会だより(町広報とともに全戸配布)、ホームページ、フェイスブック、
地元ケーブルテレビでのお知らせ(議長自らがスタジオ出演)、
公共施設や地区の掲示板等には「語ろう会」ポスター掲示は当たり前。
各議員は手配りビラ(A5サイズのコピー)を持ち歩き、立ち寄る先々に
「来てくださいね」と一言添えて渡しています。
当日用資料も、ホームページから町民さんが見たり印刷したりできるようになっており、
事前に目をとおすことができます(もちろん会場にも用意されています)
会が終われば、内容を文字起こし(要約と思われます)し、
全12会場分まとめて概要版をつくり全戸配布、
さらに完全版に仕上げ役場や各支所・図書館に置きます。
翌日の議会視察でいただいた資料の一部 ●「語ろう会」の進め方●をつけておきます。
手書きメモにもありますが、
この4月の会の準備は、会場決定なども含め1月から始まっているそうです。
ずいぶんと手間暇かけているな、という印象を受けられるかもしれませんが、
それほどのエネルギーをかけるだけの価値があるものだとわたしは考えます。
そして、永平寺町議会のスゴさは、これだけではないのです!
このあとも さらにレポを続けたいと思います。
(←クリックで大きく)
目的は二つ。
ひとつは永平寺町議会です。
議会改革が進んでいる有名どころはほかにもたくさんある中で、わたしが永平寺町議会にこだわったのは
「議会と語ろう会」、議会ホームページ、議会フェイスブック、委員会・本会議のケーブルテレビ生中継、
議員間討議、無会派制による議会運営など様々な取り組みがなされており、
目立たないけれども「日本一の議会改革をしている」という人もいます。
しかも議員定数(18人)、議員の年齢・性別構成、「町」議会であることすなわち議員報酬の額、など
わが東浦町議会と共通する部分が多いなかで、
こうも改革が進む理由は一体何なのかどうしてもこの目で見てみたかったからです。
(←クリックで大きく)
会場の竹原集落センターの屋外掲示板より。
まず、25日(木)夜 「議会と語ろう会」を見学させていただきました。
もともと「議会報告会」として始まったものですが、
進化して、住民が議会と語りあう「議会と語ろう会」となったものです。
毎回、議会側がテーマを用意しますが、語り合う内容はテーマ以外のものも全然オッケー。
住民さんが語り合いたいことに議会が応えています。
会をとおして、双方のやりとりから垣間見えたことは・・・。
議会は議論して決めるところ、執行部は文字通り執り行うところという二元代表制を住民さんがちゃんと理解しているということ。
住民さんからは「それでは役場の説明と同じ。どんな議論をして決まったのを知りたい」という発言が出たり。
答える議員の口からも「言えることは(執行部に)言っている」、
「地元の利益だけを守るのが議員ではない、町全体にとって都合のよくないことにならないようにするのも大事」(要旨)という言葉が出たり。
もちろん、数年前に「報告会」として始まったときからこのような状態だったわけではないそうです。
定着するまでは、執行部と議会の役割の違いを会場ごとに根気よく説明を重ねられたとか。
今は4人1チームで会場分担していますが最初は全議員で会場をまわっていたそうです。
そこで、住民さんの声を「全員で」受け止め、
議会にとって都合のいいご意見も都合の悪いご意見も「全員で」共有することで、
個々の議員の意識改革もはかられたとのことです。
年2回×12会場で年間24個所、小学校区よりもさらに小さい集会所単位ほどのくくりで回る、
町全体で90か所(成瀬記憶)以上で開催する予定のため、
まだ全部を制覇できていないそうです。
お一人でも多くの町民さんに参加していただけるよう、
周知は徹底して行ってみえます。
議会だより(町広報とともに全戸配布)、ホームページ、フェイスブック、
地元ケーブルテレビでのお知らせ(議長自らがスタジオ出演)、
公共施設や地区の掲示板等には「語ろう会」ポスター掲示は当たり前。
各議員は手配りビラ(A5サイズのコピー)を持ち歩き、立ち寄る先々に
「来てくださいね」と一言添えて渡しています。
当日用資料も、ホームページから町民さんが見たり印刷したりできるようになっており、
事前に目をとおすことができます(もちろん会場にも用意されています)
会が終われば、内容を文字起こし(要約と思われます)し、
全12会場分まとめて概要版をつくり全戸配布、
さらに完全版に仕上げ役場や各支所・図書館に置きます。
翌日の議会視察でいただいた資料の一部 ●「語ろう会」の進め方●をつけておきます。
手書きメモにもありますが、
この4月の会の準備は、会場決定なども含め1月から始まっているそうです。
ずいぶんと手間暇かけているな、という印象を受けられるかもしれませんが、
それほどのエネルギーをかけるだけの価値があるものだとわたしは考えます。
そして、永平寺町議会のスゴさは、これだけではないのです!
このあとも さらにレポを続けたいと思います。
(←クリックで大きく)