今日はちょいと勇気を出して、言いたいことを言ってみようと思います。
現職の議員の評価をするとき、いろんな尺度があると思っています。
よく言われるのが、
一般質問を毎回行っているか?
わが議会では、「議会だより」でも一人1ページが確保され(質問内容を問わず)、
議会傍聴者も一番多いのはこの「一般質問」です。
一般質問の回数も大事ですが、その内容も大事ですよね。
「それ、本会議場できかなあかんこと?」的な質問、
「わからないので教えてください」的な質問、
それでも1回は1回ですが。
一般質問についての私の考え方はこちらに掲載されたコラムで述べています。
よろしければご一読ください。
次に
重要議案での賛否はどうだったか?
どんな議案が「重要議案」なのか、という点も人によってさまざまとは思います。
自分にとって重要かどうか(利害関係を含む)、もあるし
町の将来にとって重要かどうか、もあります。
たとえば、住民投票条例の制定についてはどうだったか、などがあります。
平成25年第2回(6月)定例会からは、
議会ホームページで全ての議案についての各議員の賛否を確認することができます。
加えて、わたしが考える議員の評価は
質疑、討論をどれだけ行っているか?
議会の役割が「決める」ことである以上、
決める前にどれだけ調査(裏取り)・研究(ベストな選択か、の)をしたか、がわかるのが質疑の中身であり、
(全部の議案にはムリとしても)賛否の前に理由を明らかにするよう努めているかは
多数決の結果とともに大事なことだと考えています。
ただ・・・
現在の東浦町議会の「議会だより」は
慣例により、当初予算と決算認定以外の議案への討論は掲載されていません。
ひとつの議案に対して複数の討論があっても、
討論の内容はおろか討論があったことすら町民には知らされません。
住民投票条例の否決に際しては、5人の議員から賛成反対の各討論がありましたが、
一切掲載されず・・・。
「議会だより」を編集している議会広報特別委員会の委員になって2年間、
討論をもっと掲載しましょうと意見を言い続けてきましたが
わたしの力不足で委員のみなさんの賛同を得られず、実現できませんでした。
わが町ではほとんどの有権者が議会のことを知るツールが「議会だより」である現状を踏まえると、
討論の回数・内容を議員の評価ポイントに入れてほしいと思っても、
不可能ということです。
「選挙の時には、それぞれが最良と思える、正しい選択をしてほしい」とわたしは常々言っていますが、
判断材料が十分提供されていない中で、「正しい選択を」と言われても
どうしたらいいの?わからない・・・となりますよね。
すると選ぶ根拠は、
「〇〇さんの紹介だから」
「地区で、この人だよ、と言われたから」
「家に何度もあいさつに来てくれたから」となるのも
仕方のないことなのかな・・・。
ここを何とかしたいのですけれどね。