成瀬たかこブログ

まちづくりや日々のあれこれ、不定期発信しています。

「ダンジョキョウドウサンカク」

2011-10-10 | 日記
昨日、東浦町男女共同参画セミナー に行って来ました。
「男女共同参画」という単語を聞いたことはあっても
意識することは日常ありませんでした。
「男女共同・・」という視点からすると、
家庭においても、仕事においても
わたしなどは随分恵まれた状態にあるということの
裏返しなのでしょうか。
ただし、今は、です。

わたしが地元では「お嬢様学校」といわれる短大を卒業し、
(お嬢様でなかったわたしは卒業するまでとうとう校風に馴染めなかったが)
一般企業に就職したのは1985(昭和60)年。
中年の男性社員からは「カノジョ、お茶くれる?」と名前も呼んでもらえず、
急ぎの書類を作っている最中でも「ちょっとタバコ買ってきて」と
ビルの1階の自販機までパシリをさせられ・・・、
そんなことが当たり前だった時代です。
たぶんどこの会社でも。

当時からしたら、今の世の中、男女による職や家庭内での差別は
随分なくなってきていますよね。
「男女共同・・」というと、なんとなく
女性の人権尊重、地位向上、と混同しがちです。
でも、今日の資料の中にもありましたが、
男女共同参画社会とは、
 「男性も女性もすべての個人が喜びも責任も分かち合い、
  その能力・個性を十分発揮することができる社会」   です。

ここで気づく。
「男性も女性も」っていう部分がなくても、文章としては
これ、十分成立しますよね?
そうなんです。
男でも女でもなく、
年齢も関係なく、
できる人が、できることを、できる時にする。
ひとりでできないことは、みんなで助け合う。
性別も、(障がいも、)個性のひとつ。
血液型や星座と同じ。
「女だから」「男だから」は「B型だから」「さそり座だから」と
ひとくくりにすることと変わらない。
「性差」もまったくないとは言いませんが、
ほとんどは「個体差」だとわたしは考えています。

ということで、ひがしうらを
「すべての個人が喜びも責任も分かち合い、
 その能力・個性を十分発揮できる」まちに。