成瀬たかこブログ

まちづくりや日々のあれこれ、不定期発信しています。

大府市議会傍聴

2011-09-30 | 日記
お隣の大府市議会の9月議会の最終日の傍聴に行って来ました。
大府市役所、数年前に立て替えられたまだまだ新しい庁舎です。
1階ロビーとB1の小会議室はお邪魔したことがありましたが、
今日は 最上階の傍聴席です。
数日前まで開催されていたわが東浦の議会フロアと比べると
まるで別世界が広がっていました。
5階の議場は部屋全体が円形になっており、
その周りを半円形にさながら桟敷席のように
6階が傍聴席です。
傍聴席から見下ろす形で議場を臨むと言う具合です。
東浦では議場と傍聴席が近く、
休憩時間などにはすぐに顔をみて声がかけられますが、
大府ではそのようなことはできません。
ことばでの説明だけではイメージしづらいかと思いますので、
レイアウトは大府市役所ホームページをごらんください。

さて、議会の内容について。
年間のルーチンである22年度の決算諸々の認定7件と、
意見書5件に続いて、
久永和枝議員に対する辞職勧告決議案の
質疑→討論→採決 がありました。
「辞職勧告」という事態になってしまった問題は、
議員の職にありながら、
市の事業委託を受けた学童保育所の代表を務めていたことが
大府市議会議員倫理要綱申し合わせ事項に違反していたというものです。
今期の大府市議会では、この件以前にも
2議員の公選法違反が発覚しており
(うち1名は現在も在職、1名は辞職)、
どのような見解でどう議決されるのか、
わたしを含め多くの傍聴者が見守っていました。

結果は 賛成多数で可決。
学童保育所の代表を務めていたとはいっても、
実際に便宜をはかったり利益を誘導した実績は認められなかったのですが、
ルールはルール、という結果です。
公選法違反で挙げられながら、現在も職にとどまっている議員には
辞職勧告までいかなかったのに、このバランスの悪さは。
という見方もあるでしょう。
だからといって、久永議員もお咎めなし、としては
「大府市議会ではなんでもアリ」、
「大府市議会議員倫理要綱はただのお飾り」、
と内外に示すことになります。

他市町の議会のことをとやかく言うのは
あまり良しとしないかもしれません。
気を悪くされた方がみえたら、申し訳ありません。
議員(特別職公務員)には、
していいこと、してはいけないこと、いろいろあります。
たとえば、
政治家は、選挙区内の人に年賀状や暑中・残暑見舞などの
時候のあいさつ状を出すことは禁止されています。(公選法147条より)
公選法自体、いつの時代のものだよ!っと突っ込みたくなる
内容の部分も確かにありますが・・・

議員自身が法をよく知り、身を律するのは当然のこと、
わたし自身も うっかり、知りませんでした、なんてことのないよう、
注意しなければ。