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近頃はもっぱらキャンプです。

建築に夢をみた

2008年03月27日 | 建築

こんばんわ。
仕事の方で頭を抱えることが多い今日この頃。

最近、一級建築士の試験問題集以外に建築の本は読んでいませんでした。
まだ読んでいない本が何冊もあります。
このままでは、狭いお部屋は本に埋めつくされそうです。
しかし、建築の本は比較的お値段は高め。捨てるに捨てられないのです。

そんな数ある本の中で、よく外へ持っていく本は
安藤忠雄の『建築に夢をみた』
です。
学生の頃から何度となく読んできた一冊。
この本を読み返すと、建築を夢みて、通っていた大学を辞めた頃を思い出します。
学生当時、ルイス・バラガン展で安藤忠雄氏の講演会があるとのことで、東京都現代美術館に行ったのです。

確か、アルバイトの時間の関係で展示は見ずに講演だけを聞きに行ったと思います。
バラガンの名前どころかコルビジェやライト、ミースすらろくに知らなかったわたしですが、専門学校の体験入学で「住吉の長屋」の模型を作ったので安藤忠雄氏の名前だけは知っていました。

世界的建築家を前に興奮していたので、話の内容はよく覚えていませんが、同じ時間を共有できた喜びは何よりも素晴らしいことだったと思います。

そんな安藤忠雄氏がこのようなことを述べられています。

「私達は、人々に生活の安全と、安らぎをもたらす基盤を築いていくべき建築という仕事に、誇りと非常な責任をもって生きている。そうして手掛けてきた建築の一つ一つの成長を、今日まで皆で見守ってきた。その責任を自分達で抱えきれなくなるまでは、誇りを持ち続けられる限りは、建築で精一杯生きていきたい。」

誇りと責任をもって生きてゆく。

重たいですね。

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