神楽坂で居酒屋女将!つれづれ日誌

神楽坂・本多横町で50年続く、いざかや「甲州屋」。つたないながらも、お客さんに愛されるお店づくりに奮闘中です。

2019 9月の山梨 その3

2019-10-11 11:26:00 | 山梨へGO!
台風19号が接近中、皆さん対策はできましたか?
土曜日、東京は各種イベントが延期や中止になっています。
お出かけは極力やめて欲しい感が満載です。気をつけましょうね。


このブログは9月23日に山梨へ行ったレポートの続きです😚

ルミエールさんの「石蔵和飲醸造体験」に参加したのです。
まず収穫体験をして、次は醸造!ですが

えっ?シロウトが醸造⁈ と思った方もいるでしょうね。

ご安心ください、私たちはぶどうをコンベアに載せるだけ。それが体験です!
肝心なところは全てプロの方々の手で行われています。


収穫してきたぶどうをコンベアを使って機械に入れると
機械に中でぶどうは軽く潰され、軸ははじき出されます。

収穫箱に名前の札が入っていて、自分が収穫してきた分を
自らコンテナの中のぶどうをコンベアに入れます。

機械の中でぶどうの軸が外され、粒がかるく潰されます。

ぶどうの粒だけがホースを通って、石蔵の中に投入されます。

蔵の床面に竹のスノコが石で押さえられているのが解りますか?
ドバドバーっとぶどうが投入されていきます。



竹のスノコは発酵が終わった後、液だけを出しやすい様にする工夫です。




石蔵の中におよそ半分くらいぶどうが入ると、中に人が入って
蓋をするようにスノコを被せます。
人が入ると蔵の大きさがよくわかりますね。彼はスノコの上に立っている状態です。

ここにスノコが浮き上がって来ないように角材で突っ張り棒を作って
さらにブドウジュースを注ぎ込みます。
約2週間でワインになり、発酵槽から熟成タンクに移されていくそうです。



現在はは機械でぶどうを潰しましたが
明治時代には手作業の器具を使っていました。
この日は昔の器具を使って搾りたてのブドウジュースをいただきました。






甘くて、ムッチャ美味しー!😋マジの搾りたて果汁100%🍇




明治時代に造られた石蔵。

話には聞いていましたが、実際に蔵の中にぶどうが中に入っていくのを見て
その大容量に、ちょっと驚きました!コンテナ500箱くらい入ったのかな。

思ってた以上に、収穫した日と醸造する時は一緒でした。
ぶどうは穫ったら直ぐにタンクに入るんですね。

昔は冷蔵庫とかないので、ぶどうを収穫して保管ができない。
(もちろん現在でも何日も冷蔵庫に入れておく事は無いのですが)
当時のワインの最大の魅力は、長期保存ができることだったのでは?とつくづく思います。

生のぶどうは日持ちがしないけど、
収穫して直ぐにワインに加工すると1年を通して売る事が出来るのです。

さらに石蔵の容量は、一気に収穫して、一気に醸造できるのは画期的。
収穫量・醸造量が増えるのは農民の収入が上がる訳ですからね。

昔はぶどうの品種も少なくて、収穫時期がそんなにズレないから
収穫のピークが重なると、村中総出で収穫して一遍にタンクに入れられる。
村の大仕事!だったんだろうな〜


ちなみに

現在はもっと小さなタンクが主流です。
品種ごと、畑ごとにぶどうの状態を見て、細かい醸造を行うことで
ワインの酒質を上げる工夫をしています。

次回に素敵なランチをした模様をお伝えします!
続きます。


コメント
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