goo

冷静に考えると


僕が少しずつ体調を戻す中、
大好きなフォルクスワーゲングループでは大変な事が起きて、
気が付けば世の中は戦争にもなっていた。

多くの方が僕の意見を聞きたいようでご連絡を頂くけれど
事実は時の流れが全てを解決してくれるだろう。
ただ言えることは、ヨーロッパのディーゼル発展事情を知らない日本人は
二つの問題を別個に考えてしまうから混乱が生じるのかもしれない。

1989年の冷戦終結後、NATO軍が使わなくなったディーゼルガスの
有効使用方法としてEU各国はディーゼルエンジンの推進をボッシュなどと共に行った。
こうしてディーゼルエンジンが7割とも8割とも言える状況が出来たそうだ。
そして再び戦火が迫る中、軽油は軍事車両への供給が多くなりつつなる今、
一般車両はディーゼルエンジンからガソリンハイブリッドや電気自動車への
急激な変換を迫られている。これは15年以上前から予定されていた方針なので
未だ国営に近い感覚を持つVW社が製造するTDI問題の発端は
意外にもこんな事情が絡んでいるのかも知れない。

面白い事にあれだけ騒いでいる北米発信の情報でありながら、
本当に排ガス規制が煩いのはカリフォルニア州だけであり、
それがヨーロッパに飛び火するなんて何とも妙な話だ。

有識者いわく
「ディーゼルエンジンの供給は明らかに減りだしています。
そして最後の売り先は利鞘の大きい日本でしょう。在庫整理感覚で
ベンツやBMW、ワーゲンを中心に数年間、
ディーゼル車両の販売をすることでしょう。」
という意見もある。

また老舗輸入会社関係者いわく、
「日本でのディーゼルユーザーは数に限りがあるんです。
どんなに頑張っても思った以上には売れない。短期過走行をする方や
北海道以外では売るのが難しいですね。
それに日本の軽油には様々な問題がありますし。
だから昔のエコディーゼル時代と違って、豪華絢爛なディーゼルが
増えるでしょうね。」

ニュースは面白い。しかし情報過多になると
何処に真実があるか分からなくさせているのも事実。
まずは冷静になって考えると、色々な事が見えて来るようだ。
そして電気自動車は、ここ数年で目まぐるしい発展があるような気もする。
個人的には水素自動車も頑張って欲しいと思う。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 足回り交換と... 復活の時 »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。