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プロジェット・ピレッリ #100

子供の頃、スーパーカーブームがありました。
あの頃、スーパーカーはその希少性やデザインも去ることながら、
エンジンルームを開けると、いかにも「機械」って感じのエンジンが
載っかっています。赤いプラグコードや、エンジンヘッドの塗装などに
ワクワクした覚えがあります。
また、一部のスーパーカーには、エンジンが車外からシースルーで見えたりして
興味の無い子供達でも
「このエンジンは凄いんだ!」とか「室内にエンジンが載っているぞ」
という興奮を覚えました。

経済状況が良かった時代のフォルクスワーゲンのエンジンにも
化粧版やカラフルなエンブレムが光っていましたが、
今やその面影はうっすらと残るのみ。
しかしゴルフ5GTIのエンジンには、設計者の遊び心が残っていて、
肋骨を現すような武骨なデザインのエンジンカヴァー兼エアフィルターボックスが
鎮座しています。しかし塗装はされていません。

エンジンルームという名の室内をデコレーションするのも
プロジェットピレッリの一つ。
綺麗になれば毎回、エンジンオイルのチェックなどが楽しくなるハズです。
8月下旬、スプラングさんに
「あなた達のアイディアでボディー同色で塗ってくれません?
カラーリング等は全て任せます。但しサンフラワー色は使って下さいね。」
と、普通のGTIエアフィルターを1個渡して来ました。


上記が出来上がった試作1号。
全体を「ありのサンフラワー」で塗装し、中央の部分を「艶あり黒」で塗装。
艶を入れると汚れなどが取り易いという配慮からです。

黒部分には、カッティングシートで二重ラインを入れてくれました。
センター部分を黒にすると、全体的に引き締まり重厚感が出ます。
エンブレムは、耐熱を考えて90年代後半のフォルクスワーゲン純正
エンジン用エンブレム(青・白)を装着。

自宅に持って来てからは、シルバーのカッティングシートに細いゴールドのラインを
入れて、中央にはカーマイ製のウォルフスブルグエンブレム(事情により初回生産
のみで廃盤)を装着しました。

<保障は無いけどクオリティーはOK>
最初からスプラングさんに
「ワンオフですし、耐熱塗料ではありませんから、塗装の保障は出来ないんですよ~」
と、か細い声で言われましたが、どこまで耐久性が無いか実証したくなる僕。
距離を走り、山岳道路で熱を異常に加えても、ほとんど影響がない事が分かりました。
まっ、塗装に問題が出たら、再塗装すれば良いのです。
贅沢ですけど、ワンオフにはそれなりの勇気も必要です。
(注:細かい事を気にする方にはオススメ出来ない手法です)

<試作2号が作られた>
このエンジンルームを見たGTIピレリー乗りのM氏は
「このエンジンカヴァーは私の家の玄関に必要ですねぇ~」
という求婚を受けて、嫁に行ってしまいましたので、
急遽僕の物を1個製作する事になりました。

画像右が試作1号で、左が試作2号。
実は試作1号は通常のGTIエアフィルターを使っていますので、
形状に微妙に違いはありますが、吸気には問題ありません。
そして新しく手に入れた物にはデコレーションを行いました。



センターエンブレムは、ウォルフスブルグのクレストから、
VWインディビジュアルの物に変更し、向かって左側には、
海外の限定車に装着されていた黄色い文字の「2.0」と
ターボ車から借用した赤いカラーになっている「T」という文字を装着。
もちろん全部新品パーツですから、気合が入っています。
これからは、さり気なくボンネットを開ける事が増えるかも(笑)
エンジンも室内だと信じて疑わない僕でした。



関連記事?→赤・黒化は止まらない♪

<加工問合せ先>
Sprung(スプラング)
〒224-0032  神奈川県横浜市都筑区茅ケ崎中央62-22
ボデーショップ パスコ・スプラング事業部
TEL & FAX: 045-943-7039


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