goo

プロジェット・ピレッリ #5

<ゴールドラヴェル>
この作業場には、ゴールド風エンブレムの商品が数多くありました。
彼らのお仕事の関係上、メーカーや車種を明かせませんが、
どうやらディーラーなどへのOEM納品仕事もしているようです。
残念ながらこれ以上詳しくは書けませんが、皆さんが運転中に見る国産車が
装着したゴールド風エンブレムも、この工場から出荷された物かも知れませんね。
そして提案として、このゴールドエンブレムを勧めて来ました。
しばし考える僕・・・。
「外車とゴールドエンブレム・・・・・どこかで見た覚えが?」

<幻のゴールドエンブレム>
その時、僕の頭に浮かんだのは、ゴールドVWフロントエンブレムを装着した
1986年式ジェッタ2型EX(エクスクルーシブ)という本格的限定車。
(1986年4月12日発表、350台限定、4ドア・右ハンドルのみ)
ポーラシルバーというシャンパンゴールドのボディーに、GTDの生地を使った
ノーマルシート。シート生地が張られた専用アタッシュケースが標準装備されて
いました。
そしてフロントには、画像の通りゴールドのVWエンブレムが装着。
この日本仕様独自のEXシリーズは大変好評で、その後は不定期ながら
「ジェッタEX(エクストラ)」という名称で復活した伝説のモデルです。

大変面白い事に、このゴールドエンブレムはドイツでも全く見つからず、
長らく探していたら、所有する1冊の文献に、ヤナセ製作の特注エンブレムと判明。
当時を知る方にお話を聞くと、どうやら日本で企画された物と言う事が分かり、
大変驚いた覚えがあります。
ちなみにパーツ番号は、ヤナセ品番の「16 853 60」。
1992年にフォルクスワーゲンに輸入権を渡してからは、全てのヤナセオリジナル
VW&Audiグッズやパーツは、バーゲンセールされたり、完全廃棄されましたので
今では幻のパーツだったりします。

ドイツ車にゴールドエンブレムと言えば、なんとなくおっかないお兄さんが乗って
いるメルセデスを想像しがちですが、若いビジネスマン向けに製作されたEXの
フロントエンブレムは、スポーティーでかつ、イヤらしさが無くて好感が
持てました・・・・・とまぁ、以上をふまえてゴールドエンブレムを注文。

このゴールドも「濃い物」と「薄い物」が選べるようでしたが、上品なタイプで
闇夜ではシルバーに見える”薄いゴールドエンブレム加工”を注文しました。

画像は、1986年4月に我が家に届いたヤナセからのダイレクトメール。
今皆さんがディーラーから送られて来るダイレクトメールも、
将来は価値が出るかも?!
(つづく)

<会社紹介>
Sprung(スプラング)
〒224-0032 神奈川県横浜市都筑区茅ケ崎中央62-22
ボデーショップ パスコ内
TEL & FAX: 045-943-7039
http://www.sprung.jp/

※新年は1月6日より営業開始。 
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« プロジェット... プロジェット... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。