ミスリル 足回り施工 （トゥーランTSI）

「私もniiniiさんのピレリと同じく、
ブレーキディスクの錆が気になって」

とお話しされていたのはトゥーラン乗りのIさん。
今回、ブレーキと足回りの一部に
ミスリルコーティングをさせていただきました。

I氏の勤務先は東京。
でもご自宅は三島市ですから、渋滞回避の為に
早朝5時にご自宅を出られたそうです。
こうやって、一所懸命に車を愛する人には
最終アンサーを出させるべく頑張りたくなります。

【作業】
アインスアウト様の協力を得て行いました。
前後のブレーキパッドを外していただき、
パッドにミスリルを塗装します。
ポイントは、パッドの表面に
どれだけ染み込ませられるかですね。
レースカー扱いの場合は、2日間お預かりする場合もあります。

今回、フロントはCOXブランド、
リアは純正を使われていました。
同時に持ち込まれた石川エンジニアリングブランド
i-sweepの予備フロントパッドにも施工。


ブレーキローターは、
錆を機械と手で除去してから
ミスリル塗装を行います。

残念ながら錆は根が深いので、再発するでしょう。
しかしミスリルの成分は残りますので、
ブレーキの冷却能力に変化はありません。

塗装方法や価格は、以前このブログで
ご紹介した通りになります。
・最近のナカコレ（３）


↑施工前↑　　　↓施工後↓

今回は限定で入荷した
マットブラックカラーを使用。

リアベアリングには、上級コーティング材を1cc注入し、
回転性能と静粛性を高めました。
また、トールボーイなボディーをシャッキリさせる為、
リアサスペンションアームの一部にも
施工させていただきました。

さてI氏のトゥーランは、カーボン基調で
細かいところまでモディファイされています。

ユーロナンバーフレーム（カーボン風）

クロストゥーラン（日本導入前に装着）のフェンダー一式。

ダークテールに本国dsg初期エンブレム

往年のブルーのVWRエンブレム（絶版）。

細かい所に目が行ってしまいますが、
良く見ると純正のルーフレールがキャンセルされていて、
大胆なモディファイも行われているのです！
元トゥーラン乗りとしてはワクワクの1台ですね。

【その後】
作業はお昼過ぎに終わり、僕は次の仕事で横浜へ。
夕方お車を引き取られたI氏からは、

「リアは左右の一体感が増しました。
ブレーキは少し甘くなった感じで、鳴きはありません。
帰りの高速で少し熱をかけてみます」

とのメールが。
ブレーキの甘さは、実際に甘いのではなく、
パッドとローターが最後の最後までジワッーと効くので、
そう強く感じたのかも知れません。
実際にストッピングテストを行うと
短距離でストップ出来ているでしょう。
「キュッ」と効く（効く感じがするだけで効いていない）
日本的ブレーキとは対角線にあると言えるでしょう。

絶対にやってはいけませんが、
もし箱根の坂道を、エンジンブレーキ無しで
スポーツダウンヒルしても、問題無いと思います。
（本当にやらないで下さいね）

いつもながら、多大なフォローをして下さった
石口代表には心から感謝。

＜撮影・施工協力＞
I氏（三島市）

有限会社アインスアウト（Eins Auto）
〒103－0015　東京都中央区日本橋箱崎町29－1 1F
【THE TOY'S BOX 内】　
TEL:03-5640-7763 / FAX:03-5640-0350