MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

発表会まで2ヶ月

2008年01月21日 | バイオリン

先週に続き、今年2回目のバイオリンレッスン。
次のレッスンまで日にちが無いので、
ひたすら 課題曲を順に弾いていたのですが
発表会が近づいてきているためか、
今年の先生は、音楽的要求が厳しいです。

一番注意を受けるのは、
あいも変わらずボーイング。
「アップとダウンで 音の長さ・音色をそろえて」
「スタッカートでは、こういう(弾いてみせてくれる)音色で」
「弓が弦に吸い付くようにして、しっかり音を出して」
「フレーズの最後の音は 少し軽く、短めに」

基本的に、ピアノでもバイオリンでも
音楽的要素は変わりませんので
どういう音で演奏しなければならないのかは
わかっているのですが
そこへ持っていくには、練習時間が足りません。

ついでに、私の4の指(小指)は
他の指に比べて短めでして
とっさに弦を押さえると
指の形が崩れてしまいます。
ピアノでも苦労したけれど
バイオリンよ、おまえもか。

応急処置

2008年01月20日 | Weblog
髪が伸びてきました。

少し前から、髪を伸ばしているのですが
髪が長くても、短くても、
基本的に 月1で、美容院へ通っています。
人と接するお仕事ですから、
身なりには、それなり気を遣うのです。

夏場は ほとんどシニヨンにしていたので
多少伸びすぎて うっとうしくなっても
まとめてしまえば、すっきり綺麗にできたのですが
冬場にまとめ髪は寒いため
見苦しくなる前に、美容院へ行くよう気をつけていました。

が、最近 発表会の準備やら
自分の勉強のための 資料集めやら
美容院より優先したい用事が多くて、
気がついたら、前回髪を切ってから
一ヶ月以上が経っていました。

とはいえ
土日は既に予定が入っているし
平日行くとしたら、レッスンの休憩時間に
近くの美容院へダッシュで行ってくるしかありません。

・・・・・

とりあえず、前髪をヘアピンで上げて
サイドの髪も、編み込みの要領で留め、
なるべく すっきり見えるようにまとめてみました。

その日、生徒さんの お母様から
「あら、先生、髪の毛切りました
「10cmくらい、切ったでしょう?
 すっきりしましたね。
「髪型変えました?今日は外巻きカールですね 

切っていません。
伸ばしっぱなしです。
ヘアピンでひねって留めているので
毛先の位置が上って、はねているだけなんです。

自分でも ちょっと 情けなくなってきました。
発表会前には 美容院に行きたいです。

方々軒とかね

2008年01月19日 | 音楽用語
演奏会のプログラムを見ると
作品に番号が付いていますね。

一般的なのは 作品番号という意味の
op.(opus オプス又はオーパス)がありますが
その作曲家独特の作品番号というものもあります。

例えば
BWV.(Bach-Werke Verzeichnis)は
『バッハの』『作品』『目録整理番号』の頭文字を取ったもの。


K.V.(ケッヘル フェルツァイヒニス)
モーツアルト研究家ケッヘルによる作品目録整理番号
K.(カークパトリック)
カークパトリックによる
スカルラッティの鍵盤曲の作品整理番号

と、研究家の名前を頭にふって 番号を付けたものもあります。

これらは、
番号さえわかれば、歌ったり演奏したりしてみせなくても
どの作品の事だかわかる、という利点があるのですが
日頃 音楽に接していない人には あまり知られておりません。
ですから
発表会などで、プロの司会者に アナウンスを頼んだ時
その人が読めないことが 度々あります。
オプスやケッヘルは、音楽をやっている人間にとって
見慣れたものなので、すぐわかりますが
普段 使わない整理番号の読み方は
専門家である先生でも、ぱっと出てこない時があります。

ちなみに、過去 先生方が「あれ?何て読むのだっけ?」と
よくとまどった整理番号は
Anh. と Hob. でした。

Anh.(アンハンク)
作品目録が完成した後から見つかったりした作品に
追加としてふる番号。
遺作、或いは 偽作 を指します。

Hob.(ホーボーケン)
ハイドン研究家の作品目録 整理番号

私も先日、ホーボーケンの読み方を度忘れしまして
『えーと、何だっけ?
確か 定食屋みたいな名前だった…』と
思い出すのに 結構手間取りました。

音大生の就職先 ③

2008年01月18日 | Weblog
今回は、木管・金管・弦・打楽器 等
オーケストラ関係者の就職先。

先日、オケ団員募集の掲示板を見てみたところ
トロンボーンやホルン・トランペットなどの金管楽器
フルート・ファゴットなど木管楽器
バイオリン・ビオラ
などの募集がありました。

大阪の大学に
関東やら九州やら 地方オーケストラからの
団員募集がきています。

しかし、
もともと人数の多いバイオリンですら、募集は若干名。
大抵の募集人数は
オーケストラ1団体当たり1名、
多くて2名。
当然オーディションがあり、競争が激しいことが察せられます。

ちなみに、オーケストラ団員になることが
まず有り得ないピアノ専攻であった私
オーケストラの待遇って、一体どうなのだろう?と
興味がありましたので、それぞれの待遇を見てみました。

ざっと読んだところでは、
楽器の種類に関係なく、月収20万円強 というのが 
オーケストラ団員の平均的給与のようです。
(初任給の金額かもしれません、念のため。)

そういえば
同じ一曲の中で、
ほとんど ずっと演奏し続ける弦楽器メンバーも
活躍するのは 最後の「ジャン」という
シンバルのみ という打楽器メンバーも
収入は同じ、なんていう話題がありましたね。

コンサート会場が少なく
従って 公演回数も少なくなる日本で
あれだけ大勢のメンバーに
これだけの給料を払わなければならないのなら
オーケストラのコンサートチケットが
 高くなるわけだー
 と 妙に納得させられました。

音大生の就職先 ②

2008年01月17日 | Weblog
昨日は、音大生の能力を生かせる就職先として
1番多かった音楽教室の話でしたが
同じく、音楽に関わる就職先として
学校教員も、ぽつぽつあります。

学校教員を目指すなら
教職関係の単位を取らなければなりませんが
これが、半端でなく多いので
教職の授業を選択した途端、大学生活は忙しくなります。
私も、一応選択したのですが
授業数が、ほぼ倍になるので
「…誰よ 大学生が暇人だなんて言ったのは。
と つぶやきつつ、授業を受けておりました。

大量の授業と教育実習で、教職資格を取ったところで
こちらは「狭き門」ですから
(音楽の先生は、数学などに比べ需要が少ないため)
採用されるのは すごいことです。

ちなみに
歌ったり、生徒に指示を出したりと、
大声を出すことが多い仕事ですから
「ピアノで伴奏が上手に弾ける」だけでは
あまり有利とはいえません。

そういう意味では、ピアノ専攻の人よりも
能力的・性格的に
声楽や吹奏楽器の人向きの仕事かもしれません。

音大生の就職先 ①

2008年01月16日 | Weblog
母校の音大へは ちょくちょく出かけていくのですが
先日、何気なく掲示板を眺めていたところ
就職関係の掲示板には
楽団員募集
公務員(音楽の先生)募集
音楽教室講師募集
の要綱などが びっしりと並んでいました。

私も その昔、音楽教室採用試験などで、お世話になったなあ
と 眺めていくと
就職内定状況』という表があるのに気付きました。

へえ…こんなのがあるとは知らなかった。
今の音大生って、どういうところに就職しているのかしら。
と 興味を持って 見てみたところ
やはり楽器店・音楽教室がダントツでトップでした。

講師として採用されるのは 
大抵 ピアノ専攻か声楽専攻の人と思われますが
教室営業や事務関係の社員であっても
こういうところは、音楽経験者を取りますから
これは自然な成り行きでしょう。

先日の新年会でも 話題になって
「ヤマハのシステム講師採用試験は
 やはり高いグレードを取得しているほど有利」とか

「個人と違って、システム講師採用は
 年齢制限が低いよね(←確か25歳まで)」
と 話していたのですが

「ちょっとくらいなら、オーバーしていても
 大丈夫らしいよー」という噂もありました。
『ヤマハの先生』のイメージに合えば良い、
という事でしょうか。

制限を越えて採用された、という方に
 実際お会いしたことがないので
 確かな事はわかりませんが。

先輩。

2008年01月15日 | バイオリン
今年最初のバイオリンレッスンへ行ってまいりました。

昨年 最後に出された冬休み中の課題は、
ハ長調とイ長調の音階と、小品4曲でした。
(自主的に続けている ガヴォットは
未だ満足の域に届かず 練習中。)

少し早い時間に到着したので
教室から流れてくる音に耳をすませながら 
廊下で順番を待ちます。

去年までは
私の前が 小学2年生くらいの子で
私と同じ教本を使っているらしいな、と
聞こえてくる曲から察していましたが

今年から、前後するメンバーも変わり、
私の前に レッスンしている人は
どうやら もっと進んだテキストらしく
音域も広いし、速いパッセージが続き
私が ここまで行くには、まだまだかかるなあ…と
感心して聴いていました。

さて、私の順番になり、教室に入ってみたら
先ほどまでレッスンを受けてらしたのは
間違いなく還暦は遥か昔に過ぎているであろう
白髪のおじいさま。

…私も まだまだでございます。

成人の日の おもひで

2008年01月14日 | Weblog
本日は成人の日。
私が成人式に行ったのは 10年以上昔ですが
未だ忘れられない日です。

振袖を着て、私もこれで大人なのねー
 お酒も飲めるし、選挙権もあるんだわ
 などと 感慨深く思ったから
…ではありません。

当時の私は、短期大学部の2年生。
4年制音楽学部の3年次編入をねらって
編入試験の課題曲練習に必死でした。

成人の日は、市の主催する成人式もありましたが
同時に レッスン日でもありまして

朝から美容院へ行って髪をアップにセットしてもらい
化粧してから 振袖を着付けしていただき
父の車で移動して、成人式に参列。
終わったら即、車で帰宅して
せっかく着付けた着物を さっさと洋服に着替え
頭はそのままでレッスンへGO。

みっちり教授にしぼられてレッスン終了。
そこから急いで自宅へ戻り
習ったことを忘れないうちに復習。
ああ忙しかった。

という あまりに せわしない日だったため
忘れたくても忘れられない1日です。

憧れの9時5時

2008年01月13日 | 音楽教室
音楽教室の講師さん達は
ほとんどが 音楽大学を卒業した後
(或いは 普通の学校に通いながらグレード資格を取得)
講師採用試験を受けて 教室に入っています。
ですから
「ごく普通に 会社勤めを経験した人」というのは
ほとんどいらっしゃいません。

先日、ロビーで立ち話をしていた同僚が
「私、1度くらい 普通の会社員ってしてみたかった」
と つぶやきました。

それを聞いて、私も
まあ、そう言えば そうかな、
上司が存在しないで 
いきなり『先生』と呼ばれ
自分の好きなペースでできる仕事なんて
実際そうとは 限らないのですが)
社会人としての常識とか、気遣いとか 
何か大切なものが欠けてくるかもしれないな、と思い
そうですよね、と相槌を打ったのです。

すると
「朝起きるのが、普通に9時とか10時半とか、
 社会人として問題ありますよね

「・・・はい?」

「やはり、きちんと7時ぐらいに起きて、出勤して
 夕方5時に終わる仕事っていいですよねー
 規則正しい生活が できて。」
…大事なポイントって、そこですか。

「でも、会社員だって 不規則でしょ?」
「定時に始まったって、
 残業とかで9時10時まで仕事だったりするんじゃない?」
などと、会話は流れていきます。

おかげで
同僚の先生方の多く(特に1人暮らし組)が
朝:9時~10時起床
夜:2時~3時頃就寝
という生活を送っていることが判明いたしました。

12時就寝は、「早い」んだそうですよ。

新年会

2008年01月12日 | 音楽教室
個人レッスンの講師みんなで
新年会をしました。

皆、午後からレッスンがあるので
前回同様 ランチの形での新年会となり
レッスン開始時間が早い人から抜けていきます。

ちなみに、お料理が美味しいと評判の そのお店は
予約を入れて、行ってみたらば
こぢんまりとした 小さなお店でして
完全に講師だけで貸し切り状態でした。

個人の先生同士というのは
同じ曜日・同じ教室で顔を合わせる先生以外は
こんな時でもないと 話ができませんから
皆 ここぞとばかりに しゃべりまくります。

音楽教室の先生方というのは 女の集団ですから
まあ、そのにぎやかなこと。
お店の人、びっくりしただろうなあ。

新任の講師さんもおられましたので
レッスンの指導法や 教室の情報など
いろいろ情報交換できて よかったです

レッスンと無関係の話の方が 多かった気もしますが。