先日、オペラを観てきました。
オーケストラや室内楽のコンサートは何度も行っていますが
オペラは実に久しぶり。
今回観てきたのは20世紀のオペラ『欲望という名の電車』
戯曲として、ストーリーはなんとなく知っていましたが
オペラとして観るのは初めてです。
やはり、モーツアルトやヴェルディなどと違って曲が現代的。
『ミュージカル』という方がしっくりくる感じでした。

それはさておき
今回の席は2階席。そして、この席ならではの特典は
「オーケストラピッドが見渡せる」ことなのです。
(舞台と客席の間にある、オーケストラのためのスペース
舞台を観る時、視界に入らぬよう客席より低い位置にある)
1階席だと、視界に入らないオーケストラピッドが
それはもう実によく見える。
それで ついつい、(もちろん舞台も見ますが)
演奏している人達の方を見てしまうのです。

オーケストラのメンバーは、
通常の舞台でも、それなり集まって座りますが
舞台より、さらに狭いオーケストラピッドオケのメンバーがぎっちりと納まるわけですから
まず、配置が違うのですね。
コントラバスがほぼ中央に。
金管楽器が右左の中列やや後ろに。
左端の方に木管楽器。
打楽器が、右側後方に。
そして、狭いスペース故か
ドラなど、出番が少ないメンバーは
出番の数小節前に えっちらおっちらドラの前へ移動し
じゃ~~~ん!
と打ったら、よいしょ よいしょ と ピッドの外へ消えるのです。
出番待ちが長いメンバーは
待ち時間に出前を取って食べることがある
なんて逸話を聞いたことがありますが…
本当かもしれない。
