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MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

ちょっと整理を。(コード進行)

2008年07月13日 | 音楽用語
    

かれこれ1週間ばかり続けてきた
コードネーム・シリーズですが
構造の話ばかりで、どんな時に使えるか
という話は 全くしていませんでした。

と いうわけで
本日は ちょっと寄り道して
『よくあるパターン』コード進行の話です。
      
ディミニッシュ(dim)もオーギュメント(aug)も
次のコードへ、よりなめらかに進むための
「橋渡し」的に使われることが多い和音です。

例えば、ハ長調の1度Cから 4度のFへ進む時
C(ドミソ)→F(ドファラ)
と まっすぐ素直に進んでもいいのですが
C(ドミソ)→Caug(ドミソ♯)→F(ドファラ)
と Caugを経過して進むと
和音の中に、「ソ →ソ♯→ラ 」という
半音ずつ じわ~っと上っていく流れが生まれます。

このように、
進んでいく2つのコードに共通の音がある
各和音の中に 半音2つ分(全音)離れた音がある
と いう時、
二つの和音の隙間を埋める和音として
aug やdimが 活躍します。

ちなみに
「dim」コードが 橋渡しとしてよく使われるのは
ドミナントの手前部分です。
例えば、「4度→属7」と進む時
4度→属7
の「→」部分に はさみ込むのです。
ハ長調なら
F → F♯dim →G7 ですね。

では、具体例。
『故郷の人々』(ハ長調)の最後の部分に

【主要三和音だけで コード付けした場合】
C         F
ミ~~ レドミレ/ドードーラド~

C   G7   C
ソーミドレーレー/ドー~ ♪

【経過和音を使った場合】
C   Caug   F  F♯dim
ミ~~ レドミレ/ドードーラド~

ConG  G7   C
ソーミドレーレー/ドー~ ♪

注:「ConG」は、ソの音を一番下に持ってきた形のC。
「ConG-G7」ワンセットで、ドミナントとみなします。

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