MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

ピアノと森と

2010年02月09日 | Weblog

今の時代、ピアノを習っていても
ピアノを持っている人は少ないです。
住宅事情もありまして、たいていは電子ピアノ。

それでも生のピアノの良さは、電子楽器では代われない。
新品は買えないけれど…と、中古ピアノが人気だそうです。

製造から30年~50年くらいのものが多い中古ピアノ。
ところで、ピアノの寿命ってどのくらいなのでしょう。

            
ピアノの大部分は木でできていますね。

ピアノに使う木材は、大変良質のものでして
十分な大きさに育った木を切り倒し
まず10年くらい寝かせて安定させ
製材してからまた休ませ、という事を繰り返し
ピアノに作り上げていくわけですから
「1本の木を育てるところから」考えると
だいたい100年くらいかかるらしい。

ということは、
新しいピアノを買ったら1本の木を植えて
親子3代もたせてトントンという事ですか。

実際のところ、ピアノの音の絶頂は
3年目くらいまで(調律師さん談)らしいですし
使い始めて20年くらいの我が家のピアノも
鍵盤は磨り減り、タッチや音色にも年季が入って
新しいピアノが欲しいなあと思うことも度々なのですが

上記の話からいたしますと
30年で買い換えるなら、木は3本育てないといけません。

このピアノも、大事 大事に弾いていこう

というわけで、グリムスプロジェクトにも参加してみます。


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