MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

気分が出る 出る

2010年05月14日 | 音楽教室

発表会の曲を考える時期で
この生徒さんには、この曲かなあと
楽譜とにらめっこする日が続いております。

通常レッスンよりは長い期間弾き込むことになりますから
曲の難易度や長さのことだけではなく
飽きずに追究できる曲である、という事も大切。
          
あの生徒さんは、ロマン派が好きだといっていたけれど
 ソナチネも結構楽しそうに弾いていたから
 かっちりしたソナタが弾けるかも。

いつも明るい長調の曲ばかり弾いていた生徒さん
 意外と短調のびしっとした曲が好きらしいから
 今年は違う曲調のものを探してみようかな。

そんな中
毎年『その年のブーム』が変わる生徒さんもいまして
リズミカルでおどけた曲
ふんわり優しくきれいな響きの曲
複雑な響きのからみあう曲

と、その年の気分で選曲します。
この気分を外すと、どうにも曲に集中してもらえない。

今年は、楽しい学校行事がひかえているらしく
完全に「長調」の気分らしいです。

今、レッスンで弾いている
ギロックの「海の風景」という曲は
『荒れくるう海のイメージ』の短調の曲なのですが

どう聴いても、楽しそうに聴こえる。
わーい台風だ、学校は休みだ」って聴こえる。