発表会の曲を考える時期で
この生徒さんには、この曲かなあと
楽譜とにらめっこする日が続いております。
通常レッスンよりは長い期間弾き込むことになりますから
曲の難易度や長さのことだけではなく
飽きずに追究できる曲である、という事も大切。
あの生徒さんは、ロマン派が好きだといっていたけれど
ソナチネも結構楽しそうに弾いていたから
かっちりしたソナタが弾けるかも。
いつも明るい長調の曲ばかり弾いていた生徒さん
意外と短調のびしっとした曲が好きらしいから
今年は違う曲調のものを探してみようかな。
そんな中
毎年『その年のブーム』が変わる生徒さんもいまして
リズミカルでおどけた曲
ふんわり優しくきれいな響きの曲
複雑な響きのからみあう曲
と、その年の気分で選曲します。
この気分を外すと、どうにも曲に集中してもらえない。
今年は、楽しい学校行事がひかえているらしく
完全に「長調」の気分らしいです。
今、レッスンで弾いている
ギロックの「海の風景」という曲は
『荒れくるう海のイメージ』の短調の曲なのですが
どう聴いても、楽しそうに聴こえる。
「わーい台風だ、学校は休みだ」って聴こえる。