MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

思い込み強化週間?

2010年05月07日 | 音楽教室

長いお休み明けのレッスン。

お休み中、遊んでしまって練習しなかった場合は
前のレッスン内容を忘れて、ちょっと後退するだけですが
しっかり練習する生徒さんの場合も要注意
休み前最後のアドバイスを偏って解釈し
不思議な癖が付いてしまうこともあるのです。


            
さて
学習者グレードを控えている生徒さん達には
伴奏付けの課題を宿題に出していました。

皆、もちろんやってきてくれましたが
ここで気付く、思い込みの癖。

思い込みその1 『同じ和音は続かない』
1度・1度と同じ和音でよいところに
強引に変化させた和音を当てて「?」。

思い込みその2 『和音はこの順番に出る』
カデンツ練習用に、カデンツ表を渡しているので
伴奏付けも、そのカデンツ表の順番どおり
1度→4度→属7→1度
と弾こうとする。
(なので〔1度→属7〕の進行が、ものすごく苦手。)

8級までの伴奏付け課題は
旋律(メロディー)は自分で弾かず
伴奏のみを弾くことになるので
1人で練習している生徒さんほど、この傾向があります。

曲によっては同じ和音が2回・3回続くこともあるよ?
4度が出てこないパターンもありえるよ
とヒントを言うと、だいたい気付いてもらえますが

やはり一番の原因は
8小節という短い曲の中で和音付けする課題ゆえに
問題自体が「ワンパターン」であることが大きいかと

これから、ちょっと一工夫していきたいポイントです。