MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

いち、にー、さん、し

2009年05月30日 | Weblog

私がレッスンで、導入期の教本として使用している
バスティンの「ピアノパーティー」シリーズは
黒鍵から導入していきます。

2つ又は3つの黒鍵を 手のひらや握りこぶしで鳴らしたり
黒鍵を二つ同時に、または一つずつ指で弾く

黒鍵を指で弾く際には、指番号を教えますし
「ド」とか「ソ」とか白鍵は後回しになりますから
『数字』が『音名』より先に出てくるテキストなわけです。

白鍵の場所と名前を覚えてからも
指番号を言いながら弾く練習は必ずしますので
レッスン始めて半年くらいは、教室から
533~422~』と呪文のように
私と生徒さんの、数字で歌う声が聞こえています。
(知らない人は、何事かと思うかもしれません。

        
この「指番号で歌う」時
「12345」は「いち、に、さん、よん、ご」です。
ポイントは、「」を「よん」と読む事。
数えるのではなく、歌うわけですから
拍子を数える時は「いち、に、さん、
指番号で歌う時は「いち、に、さん、よん
と区別しているのです。
でないと
右手でドレミファソ~、ソファミレド~と弾く時
指番号の4の言い方が
「いちにさんしぃご~、ご~よんさんにぃいち~」と
上る時と下がる時で、変わってしまいます。

もとは、アメリカの教本なので
あちらでは、ややこしくないのでしょうね。
漢字を音読み・訓読みする日本ならではの、ややこしさです。
        

そういえば
中国語だと、12345678は
イー、アル、サン、スー、ウー、リュー、チー、パ
お隣韓国の数の数え方だと、
イル、イー、サム、サー、オー、ユク、チル、パル。

でも 日本語で言う「ひとつ、ふたつ…」は
韓国語でも「ハナ、ドゥル…」になるのですよね。

…はて
韓国の人は、指番号 どっちで言っているのかしら