フランス近代の音楽が好きです。
あまり、ズシーン・どがーん とくること無く
軽やかで、色彩豊か

聴きやすいので、子どもさんにも人気。

生徒さんに人気のフランス近代の曲は
やはりドビュッシーの作品が多いです。
中級くらいから弾ける作品が多いことも理由の一つでしょうね。

これ、もちろん私も昔弾きましたが、
曲のタイトルと音楽とが ぴったりだなあ、
イメージしやすい曲だなあ

と うっとりして弾いていたものでした。
ですから
ドビュッシーが「ベルガマスク組曲」をまとめたばかりの頃
「月の光」は、もともと
「感傷的な対話」というタイトルだったと知って
すごく、びっくりしたものです。
うーん、そう思って聴けば、そんな音楽でもありますよね。
夜、昔恋人同士だった二人が向かい合って
もう昔には戻れないけれど…と語り合うような。
分かった上で、あらためて弾くと
また演奏が変わっていって、おもしろそうです。
もっとも
子ども時代、そのタイトルだったら
きっと訳がわからなかっただろう、とも思いました。
「お子様」にはわからない世界、ですよね?