【ただいま読書中】

おかだ 外郎という乱読家です。mixiに書いている読書日記を、こちらにも出しています。

新しい靴古い靴

2018-09-21 07:04:18 | Weblog

 一見ビジネスシューズに見えて実はウォーキングシューズ、というものを私は愛用しています。2足を一日交替で履いて週末はどちらも休ませる、というスケジュールで7年以上履いたら、さすがに修理がきかないくらいくたびれてきたのでこの前買い換えました。そうしたら、新しくて革がかっちりしているものを履くと靴の方が「こうやって歩け」と私の足に指示をしてくれます。これまで慣れている靴は足に寄り添ってくれてどんな歩き方でも受け入れてくれる、という感じなのに、たぶんこの靴も新しいときには私にいろいろ指示をしていたのでしょうね。なんだか「歩く」が毎日新鮮な気分です。

【ただいま読書中】『究極の靴磨き』Begin & Men's Ex 特別編集、世界文化社、2018年、1300円(税別)

 プロの靴磨きの人のテクニックはすごい、と思いますが、日々の手入れをずっとプロに任せるわけにもいきません。だから自分でもできることをしなさい、という本です。
 靴の種類(革の種類、製造法)によって手入れは違う、と言われた瞬間、私はくじけそうになります。先は長いぞ、と。
 ブラシは4種類。硬い豚毛はクリームを使うときに、毛先が柔らかい馬毛は埃を払うため。山羊毛は柔らかいので鏡面磨きをしたあとのデイリーケアに。スエードにはスエード専用ブラシ。あああ、知識が頭からこぼれおちる
 「1分で光らせる」「5分でツヤを出す」あたりはなんとかできそうですが「30分で鏡面磨きを完成させる」はプロに任せたくなります。ところがこの上に「上級者向けの磨きを極める」なんてものが待っています。
 毎日使えば靴にはトラブルが生じます。「キズ」「カビ」「塩吹き」「クレーター(濡れたあとに革の表面がぼこぼこになった状態)」「シミ」など、さまざまなツールを駆使して靴を救うことができるそうです。
 「足許を見る」なんてことばがありますが、私は肝腎の「自分の足許」を見ていなかったかもしれません。これからはちょっと意識するようにします。


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