一顆明珠~住職の記録~

尽十方世界一顆明珠。日々これ修行です。いち住職の気ままなブログ。ときどき真面目です。

お別れ遠足

2006年03月03日 | 思い・子どもたち
今日は、年長のお別れ遠足で、江ノ島に行って来ました。

年少、年中は休園、保護者は抜きで、年長の子どもたちと教員たちの水入らずの遠足です。


幼稚園と駅の間は徒歩。

行きは東海道線と江ノ電、帰りは湘南モノレールを使いました。

往復の時間がかかるので、江ノ島で過ごす時間はわずか。

島のてっぺんまで江ノ島名物エスカー(実は単なる有料エスカレーター)を使って上がり、展望台に登って、見渡す景色を眺め、はしゃぎ回りました。

お弁当は、芝生の上で食べました。

絶えず、上空を舞うトンビたちがお握りを狙っており、みんなドキドキ。


子どもたちと手をつないで歩く道中には、とても心が癒されます。

ギュッと握ってくる小さな手。

優しい気持ちがコンコンと湧いてくる。

私の思いが伝わるのか、子どももとても幸せそう。

いや、どちらが思いを先に伝えるということではないのでしょう。

恐れとは正反対の感情の交流。

それを「愛」と呼ぶのは少し気恥ずかしいが・・・。

それはまさに同時になされるのだ。

コスモスの奇跡。

幸せな気持ちが握った手を通して、子どもと私の体をグルグルと循環する。

そんなイメージが自然と湧いてきました。


駅からの帰り道、冷たい大粒の雨が降って来ました。

子どもたちは、突然のハプニングにもへこたれず、元気いっぱい。

心配そうに幼稚園で待っていた、お母さんたちは、わが子の無事に安堵の様子。

そして、彼らの頑張りに笑顔を綻ばせていました。

愚痴も、弱音も吐かずに、帰ってきた子どもたちに、自然と拍手がわき起こりました。

子どもたちと教員と、保護者の、温かな思いがひとつになった素敵な遠足となりました。

*写真は境内に咲いたクロッカス

※当ブログを応援してくださる方はお手数ですが下のバナーをクリックしてください!

にほんブログ村 哲学ブログへ

ありがとうございました


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ぽかぽか (HIRO)
2006-03-04 14:43:30
心がぽかぽかになります。



「どちらが先」ではなく「同時になされる」・・・心より共感です。



「子ども達からの幸せビームを見逃さないように」と先輩教師が教えてくれました。



「同時になされる」という観点から表現を改めれば、「幸せビームを一緒に奏でる」教師を目指していきたいと思います。



幸せブログを有り難うございます。
返信する
ビームフラッシュ (りょう)
2006-03-04 21:41:04
>HIROさん

コメント・共感ありがとうございます。

学級通信、HIROさんの子どもたちにかける思いがビンビンに伝わってきましたよ。

お疲れ様でした。

「幸せビーム」、いい表現ですね!

HIROさんは、そんな幸せビームを子どもたちと一緒に奏でる先生なんでしょう。

子どもは最高に可愛いですね。

幸せビームで、自分も子どもも光に包まれる。

「ビームフラッシュ」。コメントからそんなイメージが湧きました。

幸せコメント有り難うございました。
返信する

コメントを投稿