わが寺の数少ない、いわゆる「お宝」のひとつ(もちろん目に見えないお宝は満ち満ちておりますが…)。
徳富蘇峰の書です。
昔、檀家さんに寄付していただいたもの。
徳富蘇峰は明治期から戦後にかけて活躍した、日本を代表する批評家、歴史家、今で言うジャーナリストの走りと言ってもいいかもしれません。
日清戦争以後、平民主義から、国家主義へと思想的転回を遂げて、戦中も皇室を中心とする国家主義思想を展開。
その評価は、さまざまでしょう。
彼の思想内容についての評価はひとまず置くとしても、日本を代表する思想界の巨人であったことは間違いありません。
その業績について詳しくはウィキペディア(※)を参照してください。
さて、この扁額。
実は二文字目が分からないんです。
右から、「自」、「?」、「者」、「強」です。
私は「依」か「称」だと思うのですが、坐禅に来るKさんは「在」じゃないかと言ったり・・・
けっこうモヤモヤしています。
どこかの古典からひっぱり出した言葉だと思いますが、判読できる方がいたら教えてください。
あまり達筆すぎるのも困ります・・・
あ、あと、ちなみに作家の徳冨蘆花は蘇峰の弟です。
お互い思想的には対立しましたが(蘆花は反体制の先鋒ですから)、それにしてもすごい兄弟ですよね。。。
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徳富蘇峰の書です。
昔、檀家さんに寄付していただいたもの。
徳富蘇峰は明治期から戦後にかけて活躍した、日本を代表する批評家、歴史家、今で言うジャーナリストの走りと言ってもいいかもしれません。
日清戦争以後、平民主義から、国家主義へと思想的転回を遂げて、戦中も皇室を中心とする国家主義思想を展開。
その評価は、さまざまでしょう。
彼の思想内容についての評価はひとまず置くとしても、日本を代表する思想界の巨人であったことは間違いありません。
その業績について詳しくはウィキペディア(※)を参照してください。
さて、この扁額。
実は二文字目が分からないんです。
右から、「自」、「?」、「者」、「強」です。
私は「依」か「称」だと思うのですが、坐禅に来るKさんは「在」じゃないかと言ったり・・・
けっこうモヤモヤしています。
どこかの古典からひっぱり出した言葉だと思いますが、判読できる方がいたら教えてください。
あまり達筆すぎるのも困ります・・・
あ、あと、ちなみに作家の徳冨蘆花は蘇峰の弟です。
お互い思想的には対立しましたが(蘆花は反体制の先鋒ですから)、それにしてもすごい兄弟ですよね。。。
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二文字目の左側は月偏の草書体だと思われまする。
本家の伯母が書の先生なので、今度聞いてみようか。
...漢文は苦手だったので...違ってたらごめんちゃい。
たぶんそれだよ!!!
すごい!acquaさん、見直した
なんて
いやはや、ありがとう!
たまに檀家さんに聞かれるもんだから・・・助かりました。
ところで、なんで?
書道習ってたんですか?
いまネットで調べたんだけど、やっぱそれだね!
「老子」の言葉、「自勝者強」
自らに勝つ者は強し!
克己心を説く言葉だね!
なんて素晴らしい・・・
これからこの額を見るたびに、気合が入りそうです!
ありがとう!!!
漢文とか散文とか、好きだったのね。
毎時間自分の好きな古語を教えてくれていたんだわ。
このことばもその一つで、孔子とか老子とか、
名前聞いただけで耳にフタがついちゃってたんだけれど、
「老子ほどの人が、あの時代に、勝ち負けを説いたのかな、と思うと、
なんか違うような気がするんだ。
原文では月偏に生きる、という字なんだよね。
だからボクはこの場合の勝つというのは、勝敗の意味じゃなくて、
自分をよく知るということなんじゃないかと。
ボクはそう思う。」
この話しがとても印象的で「たまたま」覚えてた(笑)
私は未だに自分に勝ってないです...
きっとその授業、というかその時の先生の語りがすごい印象的だったんだね・・・
う~分かる。
断片的にそういう記憶って残ってるよね。。。
俺が印象的だったのは、やっぱり中学時代の現国の授業で、宮沢賢治の「永訣の朝」をやったとき・・・
O先生が、めっちゃ熱く解説してくれて・・・その時の気迫と言うか、とっても伝わってきたな~
今でも大好きな詩のひとつ、っていうか一番好きな詩かも知れないです。
これです↓
http://blog.goo.ne.jp/munekuni1973/e/53421d28cba4aec01e12d490d93c6a8d
ところで「自分に勝つ」って、かなり深いですよね・・・
己を知るか・・・単純な勝ち負けではないということ。
道元禅師に言わせたら、「自己を明らめる」ということだね!
いいヒントでした!