亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

ワールド・カップ、メインスタジアム横の「ボタ山」

2010年04月08日 08時04分13秒 | 徒然(つれづれ)
湾岸地区に隣接しているケープタウンは別として、ヨハネスもルステンの競技場ともに黒人居住区の再開発という意図が強く感じられる状況だった。4月1日にも掲載したが、とりわけヨハネスのメイン会場「サッカーシティ・スタジアム」周辺は、黒人居住区ソウェトの東端に位置し、かつての金鉱の採掘で掘り出した鉱石の(いわゆる)ボタ山がある場所に近いところだった。
ところで鉱山で採掘された金鉱石のうち、「資源として使えず廃棄する岩石などの部分を捨石、俗称でズリという」とのことだが、それを九州の炭鉱では「ボタ」と呼んだことから、この捨石を積み上げたものを「ボタ山」と呼ぶのが広がったとのこと。

そのボタ山だが、南ア金鉱山の品位つまり金鉱石に含まれる金の量が落ちるにしたがい、かつて捨てた鉱石を精錬することになった。写真はさらに選別したあとの捨石が処理され台形の形に整地されたもの。サッカー・シテイ・メインスタジアムに隣接する形で存在する。

ワールド・カップ関連施設の工事の決定的な遅れを感じたのは、ヨハネスブルクでいま最も栄えているサントン地区に建設されている高速鉄道の駅。いまだにクレーンのアームが見えたが、説明でも間に合わないとのことだった。南西部に点在するサッカーシティ(会場となった都市)との間を結ぶ計画だったらしい。



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1 コメント

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ボタ山はいずれ宝の山? (ささやか)
2010-04-08 11:11:33
ボタ山って何度でも価格次第で精錬されるって聞いたことあります。本当なんですね。
若い頃プラチナの指輪踏みつけて「エイッ」と捨てちゃった事あり「貴金属買い取」の幟を見るたびに「若気の至り」に苦笑いします。
それで古いパソコン・携帯は保存してるのですが…それが宝物になるのも困る気がする。

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