前日に発表された5月のコンファレンスボード消費者信頼感指数は前月の5年ぶりの低水準から12.3ポイントと4年ぶりの大幅上昇となる98に回復。米国とEU(欧州連合)間の貿易交渉にも一定の進展が見られるなかで、ドルに買戻しの動きが見られ、NY金はNY時間の終盤にかけて売りが優勢となった。NYコメックスの通常取引は前日比5.50ドル安の3294.90ドルで終了した。NY金は基本的に3300ドルを挟んだレ . . . 本文を読む
本日は早朝のNHKラジオ番組、「マイあさ!」の中のコーナー「マイBiz!」に電話ライブにて担当の上野アナウンサーとの掛け合いで「金価格上昇!」というタイトルで9分間。NHkでゴールドの価格展開については初めて。時代の変化を感じるというのが正直な感想。スマホアプリ「らじるらじる」の聞き逃しにて7月下旬まで2カ月間聴いてもらえるはず。以下リンクを張りますhttps://www.nhk.or.jp/ra . . . 本文を読む
米格付け大手ムーディーズ・レーティングスが米国債の格下げを発表したことは、タイミングこそ、ここでかい!ということだったが、引き下げ理由については市場の想定通りと言えた。しかし、急拡大する米財政赤字は水面下でとうとうと流れる問題で早晩浮上することが想定されているもの。ちょうど足元では5月26日のメモリアルデーをメドに、与党・共和党の下院指導部はトランプ政権の減税策を盛り込んだ大型法案の成立を目指して . . . 本文を読む
ムーディーズの米国債格下げにより議会で審議中の減税法案と財政赤字の規模に再び注目が集まっている。トランプ減税の恒久化などを盛り込んだ大規模な財政法案だが、トランプ政権と米共和党下院指導部は26日のメモリアルデーまでに下院本会議での通過を目指しているとされる。ただし、財政規律を重視する議員からは一段の歳出削減を求める声があがり一部強硬派共和党議員は予算委員会にて民主党議員と共に反対票を投じて来た経緯 . . . 本文を読む
さて週明け5月19日に注目されたのはムーディーズによる米国債格下げの反応がどの程度のものになるのか、ということだった。NY金はアジア時間から買いが先行し早い段階で一時3252.90ドルを付け、これが高値となった。米国債格下げを背景に安全資産としての買いを集めるという過去にも起きているパターンとなった。しかし、今回ムーディーズが指摘した問題点については、市場に広く認識されていることゆえに、買い手掛か . . . 本文を読む
報じられたように、米格付け会社ムーディーズ・レーティングスは、先週末16日株式市場の引け後に米国債の長期信用格付けを最上位のリプルAに相当する「Aaa」からダブルAプラスに相当する「Aa1」に1段階引き下げを発表。「米国が持つ経済面・金融面での強みは認識しているものの、これらの強みだけでは財政指標の悪化をもはや完全に相殺できないと考えている」とした。もともと、同社はバイデン政権下の2023年11月 . . . 本文を読む
5月14日のNY金は反落。米中関税協議の税率一時棚上げ措置を受け前の日の大幅反落に対し自律的な反発となっていたNY金だが、14日は改めて売り直された。大幅下落に対し売られ過ぎとの見方もあり反発するものの、環境の変化を再考して売り直す動きに続落という一般的な流れがだった。通常取引は前日比59.50ドル安の3188.30ドルで終了。米中が互いの高関税を引き下げることで合意したことで、米景気を巡る不透明 . . . 本文を読む
5月13日のNY金は反発した。12日に発表された米中両政府間の関税引き下げ合意を受け、前日に100ドル超3%余り売られただけに、自律反発的な動きとなった。NYコメックスの通常取引は前日比19.80ドル高の3247.80ドルで終了した。当面の手掛かり材料が一巡したことで上値は重く3250ドルを挟んだレンジ相場となった。前日には主要通貨に対し大きく買われたドルも、持続力は弱くこの日は反落したことで、N . . . 本文を読む
米中の閣僚級協議で決まった相互関税の一時大幅引き下げ決定は、サプライズとなった。米国を中心に世界的にリスクオン・センチメントの広がりの中で、安全資産としての金(ゴールド)には売りが広がった。週明けNY金の通常取引は前週末比116.00ドル安の3228.00ドルで終了。本日ここまでは3250ドル前後での取引が続いている。昨日書いたようにスイス時間の発表前のアジア時間午前に米中双方ともに成果ありという . . . 本文を読む
5月10~11日の日程でスイスのジュネーブで開かれた米中初の高官レベルでの関税交渉は、週明けの本日早朝に双方手ごたえありというニュアンスで伝えられたことで、一定のリスクオン気運が広がっていた。「大きな進展」があったとしたのはベッセント財務長官だった。このところ米国サイドからの情報はトランプ大統領は別格として、ベッセント財務長官ですら希望的観測的な発言が増えていたので、この発言は引き気味に受け取って . . . 本文を読む