亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

中央銀行による金空前の大量買い

2023年01月31日 23時28分32秒 | 金市場
本日は夕刻16時30分からのラジオNIKKEI「マーケット・トレンドPLUS」にスタジオ出演だった。 いつもの大橋ひろこ嬢との掛け合いの15分。 本日は、その後に別件の約束が入っており、そのままメールチェックができないまま、20時半頃帰宅。いつものようにマーケットチェックと各種連絡事項のチェックで、今回も遅れると思っていたワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)の需給統計の連絡が来ており、あれ . . . 本文を読む
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1900ドル超は買われ過ぎ(疑いの中で育つゴールド)

2023年01月30日 19時38分13秒 | 金市場
先週末1月27日のNY金は1929.40ドルとなり、週間ベースで6週連続の上昇となった。 市場では一連の米経済指標の発表をその都度消化し、今後の金融政策の方向性を探る手掛かり材料を探ろうとする動きが続いている。ただし、6週連騰ではあるものの、先々週は6.50ドル、0.3%高、先週は1.20ドル、0.06%高と完全なもち合い相場となっている。1週間前の24日のタイトルを「過熱感なき高値追い」とした . . . 本文を読む
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NY金は反落も下げ幅が限定的な印象

2023年01月27日 18時48分33秒 | 金市場
1月26日のNY金は6営業日ぶりの反落となった。通常取引は前日比12.60ドル安の1930.00ドルで終了。 22年10~12月期の実質GDP(国内総生産)速報値はじめ、この日発表された米経済指標の多くが予想を上回る内容となったことを受け、為替市場でドルが強含みに推移するとともに米長期金利も上昇。NY時間の金市場は売り優勢の流れが午前いっぱい続いた。 想定以上に底堅さを示す指標は、歴史的金融引 . . . 本文を読む
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NY金5連騰、直近安値更新が続くドルインデックス

2023年01月26日 20時18分23秒 | 金市場
1月25日のNY金は、前日比7.20ドル高の1942.60ドルで終了。イベントレスで派手さはないものの5営業日続伸となった。 主要な米経済指標の発表がない中で、引き続き昨年4月21日以来9カ月ぶりの高値の更新が続いた。大きな意味があるわけではないが、昨年の8月2日に到る5連騰以来のこと。心理的節目の1950ドルを前に高値警戒感からドルが強含んだタイミングでは売りが膨らむ一方で、押し目買い意欲も強 . . . 本文を読む
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パウエル議長のタカ派発言

2023年01月25日 21時11分56秒 | 金市場
1月25日のNY金価格は4営業日続伸。前日比6.80ドル高の1935.40ドルで取引を終了した。終値ベースで昨年4月21日以来の高値で、約9カ月ぶりの高値を再び更新ということに。 ドル円相場が130円台でやや弱含みに推移したことから、本日の田中貴金属工業など国内店頭小売価格は、グラム単価8160円程度となり、過去最高値を更新したとみられる。昨年4月と6月にいずれも8150円台を付けていたが、その . . . 本文を読む
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NY金、過熱感なき高値追い

2023年01月24日 20時45分20秒 | 金市場
昨日書いたように来週の連邦公開市場委員会(FOMC)を前にFRB高官は発言自粛期間いわゆるブラックアウト期間に入っている。   その中で週明け早々注目を集めたのが、米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のFed Watcher(FRB担当記者)ニック・ティミラオス記者のFOMC観測記事だった。内容的にはサプライズということもないが、今回の会合の中心的議題を取り上げたもので的を絞 . . . 本文を読む
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FRBブラックアウト入りと金ETF増加

2023年01月23日 20時22分08秒 | 金市場
先週は連日にわたりFRB高官の講演やパネル登壇など発言が伝えられた。これは1月31日~2月1日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)が接近する中で、21日からFRB高官が対外発言を自粛する「ブラックアウト期間」に入ることから、その前に発言機会が集中したことによる。 つまり20日が発言可能最終日ということになった。   そしてその日に発言し、しかも来週のFOMCでの利上げ幅にまで言及し . . . 本文を読む
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リスク回避の買いで9カ月ぶり高値

2023年01月20日 21時08分00秒 | 金市場
19日のNY金は16.90ドル高の反発で1923.90ドルで通常取引を終了。1900ドル超の高値水準でもあり、利益確定の売りで3連休明けの2営業日続落となっていたが、この日の上げで下げ幅を取り戻し、終値ベースで昨年4月22日以来9カ月ぶりの高値となった。通常取引終了後の時間外取引でも上値を伸ばし一時1936.90ドルまで付け1933.80ドルで終了。 前日は一時1930ドル近くまで買われたもの . . . 本文を読む
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FRB高官タカ派発言と悪化を示す経済指標

2023年01月19日 21時54分56秒 | 金融市場の話題
1月18日のNY市場の金価格は続落した。朝方発表された12月の米生産者物価指数(PPI)や同小売売上高などがインフレ鈍化と景気減速を示したことから、米国の利上げサイクルの終了接近をイメージさせ、一時ドルが全面安となった。米長期金利も一時昨年9月以来4カ月ぶりの低水準(3.369%)を付けるなど金は買われやすかった。 NY金は一定の売りを消化しながら水準を切り上げ、午前の中頃には昨年4月25日以 . . . 本文を読む
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本日はNY金の注目日(今から祭りばやしが聞こえる3月)

2023年01月18日 20時43分42秒 | 金市場
まずは本日の日銀金融政策決定会合だが、政策変更なしを予想していてその通りになったが、にもかかわらず何でこれほどドル円が荒れるのかと驚いた。海外勢を中心に、政策修正拡大に向けたベットが予想以上に進んでいたということだろうが、JGB(日本国債)の相場は薄いので値が飛んだことに触発され、為替も動いたということか。   それにしても日銀は、あの手この手と繰り出しているうちに、一般にはますま . . . 本文を読む
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