亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

「潜在的なリスク」で済まない可能性のBrexit(ブリグジット)」

2018年10月17日 22時20分43秒 | 金市場
足元の市場全般を見渡して気になるのが、欧州政治リスクの高まり。本日17日から始まった欧州連合(EU)首脳会議は、言うまでもなくメインテーマは英国のEU離脱問題すなわちBrexit(ブリグジット)。英国のメイ首相の演説が予定されおり、すでに始まっている時間帯。ここまでの英国とEU間の実務レベルの話し合いでは、英国全体を「当面」EU関税同盟に残す内容で取りまとめられたとされる。しかし、この案にメイ首相 . . . 本文を読む
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NY金 やっと起きたショートカバー・ラリー

2018年10月12日 22時42分05秒 | 金市場
NYコメックスの金先物市場でファンドによる記録的なショートが溜まっていることは、ここでも何度か取り上げてきた。データの連続性を考慮して以前からの計測方法を用いたグロスの数値は、8月7日時点以降、先週10月2日時点まで9週連続で重量換算で600トン以上のショートが維持されたままになっていた。ネットでも8月14日以降、8週連続で売り越し(ネット・ショート)の状態にあった。その溜まったショートの手仕舞い . . . 本文を読む
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世界同時株安に金市場では反応にねじれ現象が

2018年10月11日 23時16分41秒 | 金市場
NY株、暴落の中で現地時間の10日の午後1時半に引けたNYコメックスの通常取引は、前日比1.90ドル高の1193.40ドルだった。その後、株安は進み、主要3指数ともに安値引け状態に。特に金利に敏感なナスダックは下げ率も4%ともっとも大きくなった。おまけに200日移動平均線も割り込んだことで、調整も長引きそうな雲行きではある。「独り勝ち」の米国ゆえに投資マネーが流入し、景気を支え、成長期待から長期金 . . . 本文を読む
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米市場金利の上昇には強かった金だが・・・

2018年10月09日 23時02分41秒 | 金市場
先週まで長期金利など米国の市場金利全般の上昇の中で、目立った売りも出ずに推移していた金市場だが、週明けの市場で米中間の関係悪化を伝えるニュースに、急落状態となった。 国慶節の連休明けとなった8日の上海総合株指数は、3.7%の大幅安に。この日は、ポンペオ米国務長官が北京で中国の王毅外相と会談したものの、「根本的な意見の相違」があると表明、警戒感が高まった。中国人民元はドルに対して約2ヵ月ぶりの大き . . . 本文を読む
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米国債金利急騰、ドル高の中でNY金は1200ドル台維持

2018年10月04日 20時13分38秒 | 金市場
日本時間の昨夜からここまで(4日20時)、目を引くのは米国債利回りの急騰。つまり米国債価格の急落。発表された米国の指標は絶好調。NY時間の8時15分のADP民間雇用が23万人増と予想の18万5000人を上回り、11時発表のISM非製造業がなんと60超えの61.6と過熱を思わせる水準に。実際に、1997年6月以来、約21年ぶりの高水準となった。中でも細目で雇用指数が前月より5.7ポイント上げ62.4 . . . 本文を読む
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イタリア財政問題と金市場

2018年10月02日 23時35分53秒 | 金市場
先週末にまとめられたイタリアの2019~21年の財政方針を巡り、欧州連合(EU)とイタリア政府の間で財政規律を巡り非難合戦が繰り広げられ、週明け以降の市場でもイタリア国債の下げが止まらない。10年債の利回りは先週の金曜日以降、急騰しており、本日のアジアの時間帯に一時3.443%まで見ている。先週27日水曜日の引けは、2.829%だったので、わずか3営業日で0.6%超(614ベーシス)もの上昇となっ . . . 本文を読む
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注目は金融経済から政治マターに

2018年10月01日 23時18分39秒 | 金市場
先週末は、イタリア財政への警戒から全面安状態となった欧州株をよそに米国株に目立った動きのない中で、金市場は終盤に向けてプラス圏を維持し、そのまま終了となっていた。NY金は、前日比8.80ドル高の1196.20ドルで終了した。しかし、月間ベースで9月も下落となり、これで6ヵ月連続の下げとなる。月足で半年間上昇が見られない状況は、1997年1月以来のこと。先週末の引け後に発表されたCFTC(米商品先物 . . . 本文を読む
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FOMC、サプライズはなかったとは言うものの・・・・

2018年09月27日 23時16分25秒 | 金市場
多少の修正こそあれ、注目のFOMC(連邦公開市場委員会)は、声明文と参加者全員がそれぞれ示したGDP成長率、インフレ率、FFレートなど数値見通しの分布図(ドットチャート)に6月会合からの大きな変化はなかった。しかし、利上げの打ち止めとともに、中立金利を上回る利上げの可能性も同時に再確認されることになった。 ドットチャートの示す金利水準から換算した利上げ回数は、年内は12月にあと1回(2018年は . . . 本文を読む
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今回のFOMCは金市場にとって節目のイベント

2018年09月25日 22時32分34秒 | 金市場
本日から2日間の日程で開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)は、金市場にとって節目のイベントになりそうだ。現在1.75~2.00%の政策金利(FFレート)が0.25%引き上げられるのは既に降り込み済み。むしろ利上げなしが、スーパー・サプライズに。 問題は、参加者全員が無記名で提示する経済予測にある。焦点は、FFレートの見通し。6月のFOMCでは長期見通しは2.9%となっており、これがいわゆる経 . . . 本文を読む
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方向感の出ない市場、FOMC待ちか

2018年09月14日 22時59分29秒 | 金市場
方向感の出ない保ち合い相場が全般的に続いている。金市場も1200ドル台には戻ったものの、テクニカル上1220ドル突破が欲しいところだが、この水準に売り物が控えているようだ。市場を広く見渡せば、米国株は高値保ち合いで、為替市場も方向感が出ない。ここに来て米債は賃金上昇が前年比で2.9%となったり、PCE(個人消費支出)物価指数が2%を突破したことから、売られて利回りは上昇中で、とりわけネックとなって . . . 本文を読む
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