亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

WTI原油大幅安の一方でNY金は3連騰

2024年10月29日 18時53分30秒 | 金市場
週明け10月28日のNY金は、売り買い交錯状態の中で小幅に続伸した。 週末26日に警戒されていたイスラエルによるイラン本土への攻撃が実行され、市場への影響が懸念されたが、攻撃は軍事施設を標的とする限定的および短期的なものと見なされ、情勢悪化への過度の警戒感が後退した。 金市場では地政学リスク対応の買いが一服し、利益確定売りやポジション調整の売りが先行し、NY時間外のアジアやロンドンの時間帯は . . . 本文を読む
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米国に政治の季節、NY金は売り買い交錯状態

2024年10月28日 21時54分44秒 | 金市場
このところ発表される米経済指標の多くが、堅調さを示しているのは報じられているとおり。 米経済のソフトランディング(雇用の目立った悪化なきインフレの沈静化)期待が高まり、米長期金利もドル(ドル指数)も、ともに上昇している。10年債利回りの上昇は、23日に一時4.262%と7月26日以来約3カ月ぶりの水準まで上昇。DXYも主要通貨との金利差拡大を映し上昇し、やはり23日に104.570ポイントと7 . . . 本文を読む
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地政学リスク、貴金属取引も分断

2024年10月25日 22時32分10秒 | 金市場
24日のNY金は反発したが、引き続き米大統領選挙を巡る不透明感が相対的な安全資産としての金(ゴールド)への関心を集めている。 地政学的要因ではイスラエルとイスラム組織ハマス間の停戦への代理会合が模索される一方で、ウクライナ戦線への北朝鮮兵の出兵を巡り、ウクライナ情勢の質的拡大および複雑化のみならず極東を含む安全保障環境の流動化も懸念事項に加わっている。 24日のNY金の直接的な上昇背景は、前日 . . . 本文を読む
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NY金、利益確定売りに7営業日ぶり反落

2024年10月24日 20時55分49秒 | 金市場
10月23日のNY金は7営業日ぶりに反落した。 米経済指標の堅調さから米連邦準備理事会(FRB)による利下げペースが、想定以上に緩やかなものになるとの見方を受け、米長期金利と主要通貨に対するドルの上昇が続く中で、いわば逆行高で高値更新を続けてきたが利益確定売りに反落となった。前日比30.40ドル高の2729.40ドルで終了した。 NY金は過去6営業日で積み上げてきた上昇幅は94.20ドル、3 . . . 本文を読む
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NY金静かなる高値更新、流動化する国際政治

2024年10月23日 20時21分37秒 | 金市場
今週は、米ワシントンで国際通貨基金(IMF)の秋季総会が開かれ、各国の財務相と中央銀行総裁が集まっている。 ちょうどそのタイミングに合わせ今回ロシアを議長国とするブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカで構成するBRICSの首脳会議をロシア中部カザンで開いている(22~24日)。エチオピアやアラブ首長国連邦(UAE)に加えエジプト、イランも加盟している。今回の参加国は36カ国となっている。 . . . 本文を読む
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NY金、高値更新を巡る攻防戦(テクニカルの攻防)

2024年10月22日 21時46分02秒 | 金市場
週明け10月21日のNY市場の金価格は、5営業日続伸で先週17日以来3営業日連続で過去最高値を更新した。 NYコメックスの通常取引は前週末比8.90ドル高の2738.90ドルで終了した。時間外取引となるアジア時間から買いが先行し最高値の更新を続け、ロンドン時間に2750ドルの節目を突破した。 さすがに利益確定の売りに押され下押すも2740ドル止まり。NY早朝から再び買いが優勢となり、通常取引に . . . 本文を読む
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内外ゴールド新値更新、海図なき航海  

2024年10月21日 20時22分40秒 | 金市場
週明け21日のNY金は、時間外取引となるアジア時間から買いが先行し最高値更新の流れが続いている。 現在日本時間の20時だが、ここまでのところ2751.70ドルが高値となっている。   先週後半から続いているNY金の上昇だが、米国を中心に特段の金融経済のリスク要因が高まったわけではなく、中東を中心とする地政学リスクにも大きな変化の見られない、いわば無風状態の中での最高値更新となっ . . . 本文を読む
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NY金新値街道、止まらない米ドルの値下がり(減価)

2024年10月18日 19時22分58秒 | 金市場
米ドルの値下がりが続いている。このように書くと、はて?17日のNY時間の取引でドル円相場は8月1日以来となる150円台に入るドル高(円安)で、同日に0.25%の連続利下げを決めた欧州中銀(ECB)の動きもあり、対ユーロでもドルは上昇している中で、なぜドルは下がっているのかと思われるだろう。ドルの値下がりは、対ゴールド(金)でのこと。17日のNY市場では、1トロイオンスのゴールドを取得するのに一時2 . . . 本文を読む
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円安プレミアム再び、国内価格連日の最高値更新

2024年10月17日 19時41分07秒 | 金市場
10月16日のNY金は続伸した。主要な米経済指標の発表のない手掛かり不足の中で米国外を含めインフレ鈍化を示すデータや米長期金利の低下が買い要因となった。 また投票日が接近する大統領選挙を巡る不透明感を受け、金融市場全体でポートフォリオの調整が進んでおり、その流れの中で金市場にも資金が向かっているとみられる。 通常取引は前日比12.40ドル高の2691.30ドルで終了。9月26日に付けた終値ベー . . . 本文を読む
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新興国中銀関係者によるゴールド保有増強見通し

2024年10月16日 19時31分29秒 | 金市場
10月15日のNY金は反発した。前日はコロンブスの日の祭日で休場となっていた債券市場が取引を再開。連休前には4.1%台と約2カ月半ぶりの高水準まで上昇していた米10年債利回りだが、売られ過ぎとの見方から買いが入り利回りは低下。米長期金利の上昇に伴い水準を切り上げていたドルも買い一巡から一服状態に。 金市場はNY時間に入り買い優勢の流れが続いた。NYコメックスの通常取引は、前日比13.30ドル高の . . . 本文を読む
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