28日の市場は、基本的には、注目度の高い1月の米個人消費支出(PCE)価格指数(PCEデフレーター)の発表を翌29日に控えて市場横断的に模様眺めという展開に。
NY金も前日同様に2040ドルを挟んだ狭いレンジ取引で前日比1.40ドル安の2042.70ドルで終了。
例外は、1月に現物投資型ETF(上場投信)の取引がスタートしたことで注目を集める暗号資産ビットコイン。28日は2021年11月以来 . . . 本文を読む
2月27日のNY金は反発。前日比5.20ドル高の2044.10ドルで。といってもアジア時間からNY通常取引終了後の時間外取引を含め、上下11ドルの範囲に収まる狭いレンジ取引。相変わらず2050ドル近辺という歴史的高水準での滞留が続いている。
興味深いのは、年初から続くETF(上場投信)を介した現物の売りが2月もほぼ連日続いており、数十トンという相応の規模になっているにもかかわら . . . 本文を読む
週明け2月26日のNY金価格は反落。前週末比10.50ドル安の2038.90ドルで終わったものの目立ったトピックはなし。
この2週間余りはおおむね2050ドル以下の水準での滞留が続いている。環境からは下値追いが見られても不思議はないにもかかわらず、アジア中心に現物の引き合いの強さもあり、底堅いとの評価になる。先送りされているとはいえ、FRBの政策バイアスは利下げ方向とのコンセンサスが市場に定着し . . . 本文を読む
〇最高値更新の株式指数、対して安値更新の最大手金鉱株
米国のみならず主要国株式市場が最高値更新に沸く中にあって、産金産業の株価が冴えない。
代表格が世界最大手の金鉱山会社ニューモント・コープ(NEM)だ。先週末23日の終値は31.28ドルと2019年5月22日の安値31.32ドルを下回って終了。23日までの52週で見て28.16%の下落で、この間のS&P500種平均株価の21.18%上昇と . . . 本文を読む
3連休明け2月20日のNY金は3営業日続伸となった。
前週は米1月の消費者物価指数(CPI)および同生産者物価指数(PPI)がともに市場予想を上振れる結果となり、米利下げ観測時期がさらに後退し、一時は2000ドル割れまで売られた金。中国をはじめとするアジアさらにインドなどの旺盛な実需を背景とする押し目買いに、再び2000ドル台半ばまで値を戻している。
NYコメックスの通常取引は、前週末比15. . . . 本文を読む
先週末2月16日のNY金は続伸で取引を終了。14日には一時2000ドルの大台をロンドンさらにNYの時間帯にも下回ったが、短時間で買い戻され下値での買い引き合いの強さを印象付けた。16日のNY金は、早朝に発表された1月の米生産者物価指数(PPI)は前月比で0.3%上昇と市場予想を上回る伸びを示し、米長期金利が上昇したにも関わらず、上昇で取引を終了した。やはり総じて堅調な米国指標の発表が続く中では、底 . . . 本文を読む
2月に入って以降も米経済の堅調さを示す指標の上振れで、市場では米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が後づれしており、市場が読む利下げタイミングは6月の連邦公開市場委員会(FRB)に絞られつつある。
新たな見通しの中で、発表される重要指標を吟味した市場の反応が続いている。金市場では、主にファンドのアルゴリズム(運用プラグラム)に沿う形で、発表された指標に反応する米長期金利(10年債利回り)やドル . . . 本文を読む
重要指標の多かった今週発表の米経済指標の中で、もっとも注目されていた13日の発表の1月の消費者物価指数(CPI)。
予想比上振れとなり、市場横断的に値動きが大きくなった。 すでに3月の見通しがほぼ消えていたFRBによる利下げのタイミングが、さらに後ずれするとの見方が広がり、13日のNY市場は、株安・債券安(利回り上昇)・ドル高に動いた。
CPI発表後の米長期金利の急伸とドル指数 . . . 本文を読む
本日はラジオNIKKEIの「マーケット・トレンドDX」にスタジオ生出演だった。
大橋ひろこさんとは1週間前にYouTubeのプログラムにて一緒させてもらったばかり。
本日は2月13日、2・1・3ということで(知らなかったのだが)「ニーサ(NISA)」の日とのことで、その当日に日経平均株価が1000円以上急伸し、一時3万8000円台に乗せたということで、まずオープニングの話題はそれに。
ゴ . . . 本文を読む
金市場では一昨日6日から金ETF(上場投信)の最大銘柄「SPDR(スパイダー)ゴールドシェア」の大口の残高減少が目立っている。
6日に4.04トンと1日としてはややまとまった売りが出たのに続き7日は前日を上回る5.47トンに膨らんだ。
金の国際調査機関ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が先週発表した10~12月期需給データでは、金ETFは全体で244トンの残高減(売却)となっていた。そ . . . 本文を読む