亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

金市場に影を落とすドイツ連立政権崩壊懸念

2018年06月19日 23時48分22秒 | 金融市場の話題
イベント明けとなった週明け18日のドル指数(DXY)は、2日続落となったものの、依然として94ポイント台後半のいわゆる高値保ち合い状態にある。このDXYの構成比率が一番高い通貨がユーロで、約575を占める。そのユーロだが、現在ドイツで起きている連立政権崩壊懸念が市場の関心事になっている。 昨年秋の総選挙の後、しばらく政権が組めず再選挙まで取り沙汰されたドイツ。メルケル首相が率いるキリスト教民主 . . . 本文を読む
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節目のFOMCになるのか否か

2018年06月13日 22時39分50秒 | 金融市場の話題
米朝会談の内容に金融から商品まで広く市場全般に反応が見られなかったのは、当座の世界経済や金融市場への影響力のある結果ではなかったことによる。それにしても、合意文書への署名というサプライズな演出が見られたが、国務長官(ポンペオ)や安全保障担当補佐官(ボルトン)に据えた腹心が、ボス(トランプ)の意向を汲む形で書いたシナリオに沿ったものだったのだろう。まさにショーは、進行時間までシナリオ通りに進んだと見 . . . 本文を読む
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足元の景気の良さが、“いがみ合い”の影響を消しているが・・・・

2018年06月11日 14時55分13秒 | 金融市場の話題
G7サミットについては、貿易を巡り米国とそれ以外が対立するという予想通りの展開となった。金融や世界的な景気への心理的影響を考え、議長国のカナダをはじめ日欧は何とか協調を演出しようと試み、事実、それは曲がりなりにも成功したかに見えた。しかし、閉幕から3時間後のトランプ大統領の(衝動的とも思われる)ツイッター発言で日米欧と米国間の「亀裂」を改めて印象付けた。前週のG7財務相・中央銀行総裁会議で見られ . . . 本文を読む
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インフレの加速は見られず

2018年05月31日 23時07分38秒 | 金融市場の話題
30日に発表された米国関連の指標では、5月のADP全米民間雇用報告が注目された。就業者数は前月比17.8万人増と前月の20.4万人増、市場予想の19万人増ともに下回ることに。ただし失業率が4%を下回る状況下では、この数字は堅調に推移しているといえる。むしろ、失業率の低下で拾えないような余剰労働力があるというイメージ。さらに明日発表予定の労働省の5月の雇用統計では、雇用者の増加数よりも平均時給の伸び . . . 本文を読む
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政治リスクから売られるイタリア債、それをユーロも無視できず

2018年05月17日 20時58分35秒 | 金融市場の話題
今朝見て驚いたニュースに、連立政権の樹立をめぐり不安定な状況が続いているイタリアからのものがあった。ポピュリスト(大衆迎合)政党の「五つ星運動」と極右政党「同盟」との連立合意に向けた話し合いが進む中で、協議内容に(これまでの量的緩和策推進に際し)ECB(欧州中銀)が購入したイタリア国債2500億ユーロ(対GD比約10%、約33兆円)の減免を求める可能性があるというのが、それ。 金融政策の手段と . . . 本文を読む
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いたるところで芽吹いている地政学リスク

2018年05月14日 22時20分47秒 | 金融市場の話題
米朝首脳会談が6月12日にシンガポールで開催と発表され、予断は許さぬものの、さらに雪解けムードが高まり・・・・ということだが、双方ともにとにかく直接会えば何か新たな動きがということのようで、双方トップの個人的思惑もこの会談には影を投げかけているようにみえる。 “トランプ流”に対する学習効果も生まれ、地政学リスクには金融市場にも慣れが生まれているようだ。ただし、国際情勢を引っ掻き回していることに . . . 本文を読む
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米長期金利とドル高の連動

2018年04月25日 23時55分35秒 | 金融市場の話題
米10年債の利回り(米長期金利)の上昇が続いている。手元のデータでは、日本時間の今夕5時半(NY時間の早朝4時半)には、3.035%まで上昇。この時点でWTI(原油)は前日比プラス圏で推移中で、NY金は売り優勢の流れの中、1325.90ドルとなっていた。その後、NY金は1320.50ドルまで売られている。金利上昇が止まらないことから、本日の米国株も下落で取引を開始。 足元のNY金と株の下落は、 . . . 本文を読む
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金利先物からは米年内利上げ加速に傾いた市場

2018年04月24日 20時58分42秒 | 金融市場の話題
市場は米長期金利の上昇で持ちきりになっている。昨日、NY時間の早朝の時間に10年債利回り(長期金利)が一時3%にタッチしたと書いた。3.01というダウ・ジョーンズのデータを見て書いたが、2.99%に修正された。いずれにしても心理的な節目でもある3%に接近。超えるか否か、超えてどこまで行くか、という市場の雰囲気。2014年1月以来の水準だが、その時はこの水準で頭打ちで反落となった。しかし、今回は、い . . . 本文を読む
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貿易は別途話し合うことを決めた日米首脳会談・・・材料にならず

2018年04月19日 23時20分46秒 | 金融市場の話題
日米首脳会談。懸念した首脳会談を通した通商面でのあからさまな日本への条件や要求は、みられなかった。それぞれの記者会見からは、双方の希望は述べたものの、突き詰めた要求は(特に米国サイドからの)なかった。2国間協定に持ち込みたいという米国側の意向についても、簡単に言及されただけだった。記者との質疑応答も具体的な内容には踏み込むことはなく、米国側の意向はそういうことだよ・・・という感じ。 今回の場で . . . 本文を読む
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経済指標よりも大統領のツィート

2018年04月17日 23時10分36秒 | 金融市場の話題
注目の3月の米小売売上高は前月比+0.6%と4ヵ月ぶりのプラスとなった。市場予想(+0.4%)も上回った。2月の数字(-0.1%)はそのまま変更されず。前月比でマイナスが続きやや懸念されていた消費が勢いを盛り返してきている兆候ということか。 しかし、市場が反応したのは、「米国が利上げを継続する中、ロシアと中国は通貨切り下げゲームに興じている。これは受け入れられない!!」としたツィートに対してだ . . . 本文を読む
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