亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

「株と債券(金利)」相場の相互作用性

2018年12月05日 21時30分02秒 | 金融市場の話題
米中交渉再開の話で市場にもたらされたある種の高揚感、賞味期限切れは早かった。もっとも、あれやこれやと大統領がこの問題に関し、自らの主導性を言い立てたいものだから、それが逆効果になっている印象が強い。 長短金利差縮小について昨日書いたが、やはり10月以降の展開の中で、先行きの不透明さを懸念している株式市場の反応は予想以上に大きなものとなった。前日3日に株式市場が大幅上昇する中で、米国債市場に資金が . . . 本文を読む
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潮目の変化、市場とのコミュニケーション

2018年11月30日 17時43分26秒 | 金融市場の話題
発表された11月のFOMC議事録要旨では、12月の利上げの意向が確認されることになった。一方で、利上げの打ち止めの時期をさぐる議論が始まっていることも確認された。複数の参加者は、政策金利が(景気を過熱も冷やしもしない)「中立金利」に迫りつつあるとしていた。内容としては、前日のパウエル議長の発言と整合性のあるもので、目新しさはなかった。したがって、相場への影響は限定的なものとなった。これで12月のF . . . 本文を読む
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サンクス・ギビング休暇前の攻防

2018年11月20日 23時33分00秒 | 金融市場の話題
今週は言わずと知れたサンクス・ギビング休暇週。22日が休みで実質明日の午後辺りから休みという市場参加者も多く、そのまま連休という形が多い。そんな週の早々にハイテク株を中心に米国株が大きく下げ、市場センチメントは急収縮。リスク回避姿勢が高まり米国債も買われ長期金利のみならずFRBの利上げ見通しに敏感に反応する2年債金利も急低下。10年債の利回りは6営業日続落となった(つまり、価格は6日続伸)。ドルは . . . 本文を読む
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好調な米経済指標も過去のもの?

2018年11月15日 23時32分13秒 | 金融市場の話題
14日発表された10月の米消費者物価指数(CPI)は前月比0.3%上昇し、9ヵ月ぶりの伸びを示したものの、市場予想に沿ったもので為替市場、金市場共に反応は鈍かった。このところ好調な経済指標に対する市場の反応が鈍いのは、10月下旬から11月にかけての企業の決算発表に被る側面がある。内容の良さは、すでに過去のものであって、問題は先行きがどうかという点に関心が注がれる。企業の場合は、トランプ政権が仕掛け . . . 本文を読む
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国際交易の根幹を揺るがす“ガラガラポン” の先を読みかねる株式市場

2018年11月13日 22時35分18秒 | 金融市場の話題
昨日もここで書いたように、米国優位のドル高が先週の連邦公開市場委員会(FOMC)以降に鮮明になっており、スイスフランや円も対ドルで弱含み、金も売られという伝統的なヘッジ先が総すくみ状態となっている。こうした中で、NY市場の金も12日アジアの午後の時間帯からロンドンそしてNYと時間の経過とともに水準を切り下げながら進行することになった。しかし、12日NY引け後の時間外で1200割れを試したものの、な . . . 本文を読む
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弁護士出身のパウエルFRB議長が迎える引き締め局面

2018年09月26日 22時57分02秒 | 金融市場の話題
FOMC接近とともに水準を切り上げてきた米市場利回り。10年債利回りが25日は一時3.11%まで上昇。5月の3.12%に迫ってきた。最終的には押し目買いが入り3.095%と前日の水準近くに戻ったものの、上昇傾向は止まっていない。その中で、25日の金価格はNYの時間帯を通じプラス圏で推移し、そのまま終了となった。ある種の金利耐性が出来てきたかと思わせたものの、さすがに本日のNY市場では金は売り優勢の . . . 本文を読む
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15人で話し合われ経済予測が示される今回のFOMC

2018年09月20日 23時20分46秒 | 金融市場の話題
昨日、今夜はいよいよNYダウが新値を散ることになるのだろう・・・としたが、結局、届かず本日に持ちこされ、S&P500種ともども過去最高値を更新している。やはり、米中貿易戦争は目先の悪材料出尽くしということで、脇に置いておいてという展開。 19日は、中国、天津で開かれた世界経済フォーラム夏季会合(夏期ダボス会議)の開幕で演説した中国の李克強首相が、「中国は決して人民元の操作で輸出を刺激する道を歩ま . . . 本文を読む
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じっと我慢の金市場

2018年09月19日 22時51分31秒 | 金融市場の話題
米中貿易戦争は激化ということで、メディアは対立収束の道筋は見えない、これは大変だ、世界経済の大きな波乱要因になると、大騒ぎ。だから株はショートされていたわけで、それが踏まされて一斉蜂起ならぬ一斉に反発。株式市場はリアルな世界から切り離された異次元空間さながら需給(カネ余り)主導のゴルディロックスが戻ってきたかのようだ。米中間のイザコザは、政治の世界のいわば「ショー」であって、好調な経済に目を向けま . . . 本文を読む
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2000億ドル対中追加関税発動の報の中で、日経平均棒立ち

2018年09月18日 22時12分13秒 | 金融市場の話題
NYの現地時間昼に宣言したように、米国株の引け約2時間半後に2000億ドルの中国製品への追加輸入関税が発表された。意外性があったのは、発動が来週24日からということ。総額500億ドル相当の輸入品に比べ、消費財が多くなる分、品目の選定に時間がかかると思われたが、そんなことはなかったようだ。報じられているところによると、5745品目らしい。家具や家電から食料品にまで消費材に及ぶというが、それはそうだろ . . . 本文を読む
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注目イベントの多い今週

2018年09月11日 23時22分23秒 | 金融市場の話題
先週末に発表された米雇用統計。このところ雇用者数の伸びや失業率よりも時間当たり平均賃金の伸びが注目点となっている。失業率の低下が、そのままインフレ率の上昇につながるという伝統的な関係(フィリップス曲線、失業率とインフレ率の逆相関性)は、過去10年近くにわたり崩れており、ネックになっているのが賃金上昇の鈍さだった。 8月は前年比で2.9%の上昇と、2009年6月以来の高い伸びとなったことで、加速の . . . 本文を読む
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