米朝首脳会談は報じられているように、それぞれの思惑通りにはならず両者「お疲れ様でした!」ということで幕引きされた。2月8日のここに、「Youは何しにベトナムに?」として書いたが、まずは会談ありきから始まっており準備不足ということか。そもそも国務省で仕事ができる人材が抜けてしまっているのだった。
2月27日のNY金は3営業日続落となった。ドル安に目立った反応を見せなかった金だが、この日は戻りに転じ . . . 本文を読む
ベトナム、ハノイにて米朝首脳会談が始まっているようだが、今回の政治イベントは金融市場に及ぼす影響はほぼないと見られ、いずれの市場も静観モード。そもそも、世界で一番力を持っていると目される国の大統領が、第3国で軽々と2回も会談せねば解決できないほど、北の将軍様は力を有する重要人物なんだと内外に思わせてしまう行動は解せない。昨年6月で済ませるべきだった。初回の会談前に合衆国大統領が、「不可逆的な非核化 . . . 本文を読む
報じられているようにトランプ大統領は「十分な進展があった」として、3月1日を期限としていた対中交渉の延長と、2000億ドル分の中国製品に対する関税率の引き上げの棚上げを表明。3月5日から全国人民代表大会(国会に相当)が始まる中国サイドには、この決定は渡りに船。まずは、天然ガスや大豆など爆買いを表明したかいがあったといったところか。国営の新華社通信は「ウィンウィンの最終合意が近づいて来た(25日)」 . . . 本文を読む
今週は、何といっても政治イベントがどうなるかということに関心が向くことになる。特に米中閣僚級協議は、株式市場が先週まで前のめりに一定の合意を織り込んで上げて来ただけに、いわゆる「噂で買って、事実で売る」パターンになるのか否か。落としどころがどうなるかで変わるのだろうが、総じて一巡感は出るのだろう。予定を2日間延長され、いつものように中国による米国製品の爆買いや為替条項(人民元安操作の禁止)などいく . . . 本文を読む
NY金が利益確定の売りに押し戻されることになった。週初に米金融政策のハト派化を前のめりに織り込むファンドの買いで、30ドルほど水準を切り上げ10カ月ぶりの高値水準に達していた金価格。節目の1350ドルを前に売り買い交錯状態が続いていたが、利益確定の売りに徐々に押し戻され、それが時間の経過とともに広がることになった。結局、前日比20.10ドル安の1327.80ドルで終了となった。昨日書いたが、やはり . . . 本文を読む
さて公開された議事要旨は、総じてサプライズはなかった。しかし、当面の利上げ停止のみならず(2015年12月に始まる)利上げサイクルの終了から再緩和を、さらに市場からの資金回収(バランスシートの縮小)の年内終了まで前のめりに織り込んだ市場にとって、想定したほどにはハト派ではなかったという側面もあった。
そもそもFOMC議事要旨とは何ぞや? ということだが、その名のとおり会合で何が話し合われたかを示 . . . 本文を読む
3連休明けのNY市場で、といっても上げが始まったのがロンドンのオープニングからだったが、にわかに騰勢を強めた金市場。このところのFRB関係者の発言が、強烈な株価の戻りにもかかわらず利上げの一時停止や利上げサイクルの終了のみならず、バランスシートの縮小(量的引締め)についても、近い将来の終了を示唆するなど、ハト派化の流れが止まっていないことを映したものだろう。動意づいた金市場で起きていることは、様子 . . . 本文を読む
先週末は、広島、大阪、京都そして和歌山にまわって本日午後、東京戻り。和歌山は雨だったが、羽田に着いたときは降っていなかったので低気圧を追い越したか???大阪、京都では最近の金融環境について思うところを語り、特に大阪では金市場にフォーカスした。もともとそれが、テーマのセミナーだし。書き言葉では伝わらぬ、派生的な事柄とかその相互性による相場への影響とか、もろもろ伝えられるのがセミナーとか講演会とかでは . . . 本文を読む
米財務省が13日に発表した2019年暦年ベースの財政収支は、アメリカひとり勝ちとされる好況や記録的な低失業率の中ながら、歳入が0.4%減少となっていた。
歳入は3兆3300億ドル(約366兆円)、一方、歳出は4.4%増加し4兆2000億ドル(約462兆円)に。その結果、予算上のギャップつまり赤字は8730億ドル(約96兆円)に拡大。前年比で28.2%増。2012年以来の赤字の規模に。
ちなみに . . . 本文を読む
株式市場を中心に投資家センチメントは、日々伝えられる米中通商交渉や(米政府機関の再度の閉鎖につながる)予算協議など政治要因に反応し、リスクオンとオフを繰り返している。その中で金はレンジ相場継続。
12日は、予算協議に米与野党の歩み寄りが見られ、メキシコ国境警備増強として一定区間にフェンスを新設する予算13億7500億ドル(約1500億円)を盛り込むことで原則合意が伝えられた。後は「壁」の建設にこ . . . 本文を読む