あっという間の半年だった。活動範囲が限られおり、日々の暮らしに変化はなく、それゆえ時間の経過の感覚がいつもと異なるように思われる。時間の経過が早く感じられるのは年齢もあってか、このところの感覚だが、この3カ月ずっとデスクワークしていたが、振り返ると何をやってきたのか・・・と。進めるべき原稿も遅れているが、やっていなかったわけではない。気が付いたら夏至も終わって、(実感はないが)これから日が短くなる . . . 本文を読む
先週末のNY金のポイントは、まず米国南西部での新型コロナ感染者数の急増を受けリスクオフの株安が進んだ際に、再び金市場では換金売り(cash-out)の動きが見られたこと。そして、売り一巡とともに直ぐに切り返したこと。アジアからロンドン時間を通し1770ドル台で安定的に推移していた金市場だったが、NYの通常取引入り後から株式市場が開いた後に20ドルほど売られた。復帰して1780ドルに戻して終了という . . . 本文を読む
やはりというか米国での新型コロナ感染が再拡大し始めている。内外で懸念されていたことで、センシティブな問題でもあるのでメディアも強調しないが、黒人差別抗議デモ(Black Lives Matter)が全米(のみならず世界的にも)広がった際に、新型コロナ感染も広がるのではと懸念されていた。もちろん、感染拡大の大きな背景は、十分な予防措置や意識が薄い中で経済封鎖の解除を急いだことにある。
NY,ニュー . . . 本文を読む
昨夜のNY金は結局4月14日の終値ベースでの戻り高値を上抜いた。後は同じ日の1788.80ドルだが、本日アジア時間の早い段階で抜けて1790ドル突破には少し抵抗が見られたが、これも上抜けた。こうなると、日本時間今夜のNY時間に1800ドルトライということになりそうだが、当然売りが控える。1800ドルを付けられては困るオプション絡みの関係者もいるだろう。このところ1700ドル台後半の水準は、2012 . . . 本文を読む
新型コロナ感染第2波とはいうものの、欧米のニュースを見ていると、やはり一時期とは切迫感が異なり、それなりに共存しているような雰囲気もある。日本に比べて数倍も厳格な規制を敷いてきただけに、いったん解除したあとに少々感染が拡大したくらいでは再規制というのも難しそうだ。米国の有名人になった国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長が本日、下院の公聴会で証言するテキストの内容が報じ . . . 本文を読む
今年4月のスイスの通関統計で金輸出はサプライズだった。年間ベースで20トンにも達しない米国への輸出が1カ月で111.7トンにも上ったからだ。しかし、3月に発生したNYコメックスの先物価格とロンドン現物価格の大幅なかい離状態(70ドル近く)という、新型コロナによるロックダウンがもたらした異常な市場環境からは、そういうこともあるだろうと。今後も金地金の移送が出来ないイレギュラーな環境があるかもしれず、 . . . 本文を読む
週末6月19日のNY市場の金価格は反発となった。新型コロナの感染「第2波」への警戒感の高まりを背景に、この日の金市場はアジアからロンドンさらにNYの時間帯を通し、水準を切り上げながら相場は進行した。主な経済指標の発表のない中で、米国内外の新型コロナ関連のニュースや、物別れに終わった欧州での新型コロナ復興基金をめぐる話し合い、さらに米連邦準備理事会(FRB)高官の発言などが、押し上げ要因となった。N . . . 本文を読む
今週は2日間に渡りパウエル議長の議会証言があった。半期に1度、FRB議長が金融市場や経済の状況を議会に報告するというもの。以前はハンフリー・ホーキンス法による議会報告と呼ばれていたもの。初日は上院銀行委員会、2日目は下院金融サービス委員会だった。内容的には、前週に発表された
内容としては、前週12日に報告書が公表されており、それに沿った内容を議長が話すことから、報道では目立った点はなしのようなも . . . 本文を読む
6月16日のNY市場の金価格は反発となった。発表された5月の米小売売上高が、記録的な落ち込みとなった前月から大きく回復したことを受け、株式市場が主要3指数そろって大きくプラスで取引を開始する中で金市場は売り優勢に転じることに。しかし、この日上院銀行委員会で議会証言したパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が、米景気の回復に引き続き慎重な見方を示したこともあり、終盤に向けて金には買戻しの動きが見られ . . . 本文を読む
株式市場が不安定な値動きを示している。一方通行的な動きを示す米国株が典型例がだ、多くの投資家が先週までの米国株高を経済実態を離れたものと見て、ただ展開を眺めるだけだった。かく書く自分もその部類で、ここにも「振り子は振り切れるところまで行かないと帰ってこない」、“Let it go !” と書いたと思う。ポイントにはまったロボット(コンピューター・プログラム)同士の戦いは、渦中に入ってうまく立ち回る . . . 本文を読む