イスラエル軍の空爆によりレバノン南部の町カナで多数の子供を含む50人以上が犠牲になったというニュース。まさにこれが戦争ということだが、犠牲になった人々は自らの意思に関係なく戦いに巻き込まれているわけで、この手のニュースは、まったくもってやるせない。今朝方見たTVニュースではレバノンの人々が暴徒化して現地の国連事務所を襲っている映像があった。やり場のない憤りが解決に向けて事態打開の路を見出せない国連 . . . 本文を読む
京都での定例の勉強会で金曜午後から大阪、京都と回って帰ってきた。・・・というのも毎年7月はメンバー内の自由参加で甲子園を組み合わせたり、鴨川縁の「川床(ゆか)」にしたりとイベント月になっているのだった。しかも今年は両方やろうということで、まず28日は阪神電車梅田駅に集合し甲子園へ。終了後、京都へ移動しそのまま適宜散会(・・・の予定がさらに駅近くで小1時間飲んで解散)。昨日は2時間じっくり勉強会を実 . . . 本文を読む
報告書のカバーの色がベージュなのでベージュ・ブック。日本で言えば「白書」。地区連銀経済報告書はメディアの見出しにあるように、米国景気の減速を認めるものとなった。以前から触れてきたが4月以降は、政府支出も減るのが明らかだったので減速の方向は見えていたが、為替をはじめ株式やその他市場はそれに目をつむって明るい方向だけ見ながら進んできたわけ。特にドル相場は、金利差を全面に出してドルロング(ドル買い)に傾 . . . 本文を読む
しかし、「持続的な停戦」というのも言葉の遊びのようなもので、ヒズボラが壊滅してしまう状況を言ってるんだね。大統領はじめブッシュ政権高官が使う言葉だが、相手が居なくなれば停戦状態は持続する・・・・と見せかけて続くのがネットワークとの戦い。ついにイスラエルによる国連監視団への爆撃まで起きてしまった。米国は、Let it go.というスタンスは変えていない。とにかく今のうちに叩けと。ところがヒズボラ側も . . . 本文を読む
さてさて、アタフタ状態で毎日を送っていることが、ブログから滲み出てしまっている感じだけど、少し締めてかかりましょう。やはり国務長官コンディ・ライスの登場で停戦とはいかなかった。米国はこの機にヒズボラを徹底的に叩くことに賛成であって、間接的にイランへのプレッシャーを掛ける方針。結局、ヒズボラは悪の枢軸の手先であってテロ組織ゆえに、中途半端には終わらさないということ。それでも火器で圧倒的に優るイスラエ . . . 本文を読む
ある媒体向けに今朝から「有事(地政学的リスク)」についての原稿をかいていたのだが、結局足元の状況で何が変わったのかというと米国一極化から多極化に進んでいると言うこと。「国際情勢の液状化」という表現があるのだが、妙にピタッとはまるのは、やはり米国のプレゼンスが相対的に落ちているからだろう。上海協力機構について触れたことがあるが、中ロは一枚岩ではないが、それでも存在感は増している。その米国の国務長官コ . . . 本文を読む
昨日に続いて米国金融政策の話。6月29日のFOMCの議事録が公開された。「今後の物価と景気見通しの状況により判断する」というスタンスは同じで、次回つまり8月8日の会合での利上げについては不確実な要素が多いというのが多数意見だった。要は、「よくわかりません。ここまでの利上げは行き過ぎかも・・・」と受け取れる内容と読める。よく分からないと言っているものを、市場サイドはやれ「打ち止めは近い」とか「利上げ . . . 本文を読む
コップに半分の水を「もう半分しかない」と見るのか「まだ半分もある」と見るのか。またサッカーとは「手を使っちゃいけない不自由なスポーツ」と見るか「手以外どこを使ってもいい自由なスポーツ」と見るか。いつもながら昨夜のバーナンキ議会証言は、そんなことを考えさせられるものだった。一般的には、インフレも気になるが景気の先行きもピークアウトしているので、状況を見ながら慎重に判断する、というもの。つまり、どの様 . . . 本文を読む
先週、派手な扱いの「ゼロ金利解除」報道の影で目立たなかったものの、目を引いたニュースが国際ニュースに多かった。レバノン侵攻は言うまでもないが、14日に中国人民銀行が発表した6月末の外貨準備は、やはり驚きだった。増えているのは感覚的にわかるが、そのペースが速い。2月末の段階で日本を抜いてトップに立ったところで注目を集めたのが確か3月下旬か4月初めだった。それが6月末で9411億ドルで前年同期比32% . . . 本文を読む
本日は東京国際フォーラムの研修室を使ってのセミナーだった。東京は午後から猛烈な雷雨。山手線と京浜東北線が落雷で止まり、心配しながらの開幕。本日はアドリブで気を使うことなく書いてしまうと、第2部で後援をいただいたWGCの豊島さんとCFPの浅田里花さんを交えての話は筋書きなしのものだった(たいした打ち合わせも無く、しかもその打ち合わせも無意味のような展開)。(ほとんど)浅田さんには恐怖のマッチだったと . . . 本文を読む