亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

強弱綱引き状態で越年の金市場

2021年12月31日 20時04分41秒 | 金市場
さて2021年も最終日。 今回の年末年始はカレンダーの関係でNYは通常の週末と同じスケジュールにつき、こちらも明朝は元旦ではあるものの、いつもの土曜日と同じで、NYのデータをチェックするところから始まることになる。もっとも、翌日は日曜日につき、この作業は2日でもOKだが、2日は早朝から箱根駅伝の観戦に集中するのは明らかにつき、朝からテレビ見ながらビールなど飲んだりするだろうから(否、きっとそうな . . . 本文を読む
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戻り高値更新にはハードル高いNY金

2021年12月28日 21時11分19秒 | 金市場
クリスマスの連休明けの12月27日はロンドンなどもまだ休みで、雰囲気としては休暇中という感じだった。金市場は目立った動意はなくレンジ相場だが、NY金は1800ドル台は維持した。1803.60~1814.60ドルのレンジで、ほとんどマイナス圏での値動きで2.90ドル安の1808.80ドルで終了となったが、通常取引終了後の時間外にプラス圏に浮上し28日のアジアに引き継がれた。 元気があったのは伝え . . . 本文を読む
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3営業日ぶりにNY金1800ドル台、オミクロン市中感染

2021年12月23日 22時26分03秒 | 金市場
日本国内でどうやら、ひと騒ぎ?起きそうな雲行きのオミクロン株の市中感染報道だが、22日のNY市場では、午後の時間帯にファイザーが申請中の新型コロナウイルス経口治療薬「パクスロビド」の緊急使用許可が、米食品医薬品局(FDA)に承認されたと発表。 これを聞いて思い出したのが、昔、日本でインフルエンザの特効薬とかで感染から48時間以内(だったかな?)に飲めば、体内でのウイルスの増殖を抑えられてOKとい . . . 本文を読む
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2022年の金市場を読む 

2021年12月22日 22時26分49秒 | 金市場
12月21日のNY市場は、前日はちょっとした世界同時株安の様相から米国株式も大きく下落したが、この日は大きく反発。ホリデーシーズン入りで市場参加者が減っていることもあるが、ヘッジファンドの売買動向の変化に値動きが上下に振れ、市場が揺り動かされている印象が強い。この日のダウ30種平均は、560ドル高となり20日までの3営業日で1000ドル近く下げた5割強を取り戻したことになる。ただ、急落後の自律反発 . . . 本文を読む
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しおれたNY金(効かぬなら強硬策に打って出ると・・)

2021年12月21日 17時13分37秒 | 金市場
週明けの昨日は早朝5時前から夜、8時半迄異例の(たまたま重なった)仕事漬けで、出先での夜の部終了後に食事の際にビールを飲んで帰ったら、睡魔に襲われ更新できずというパターン。昼間にFRBのタカ派スタンス転換についての原稿を書いていたので、その内容を用意していた。 さて欧米はホリデーシーズン入りで、市場横断的に値動きが限られるか、あるいは逆に荒くなっている。昨日はアジアから始まった株安の流れが、ク . . . 本文を読む
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「金押し上げベクトル」浮上中 

2021年12月17日 21時15分08秒 | 金市場
今週は主要国の中銀の政策決定会合が重なる週だった。FRBに始まり昨日のBOE(英中銀イングランド銀行)にECB(欧州中銀)、そして本日のBOJ(日銀)で終了。 先行したFRBがテーパリング(量的緩和策の縮小)の加速と22年3月中の終了、および22年中に3回、さらに23年も3回の利上げを見込む方針を示したことで、まずドルが買われた。先行して引き締め方向の政策方針を示したことで、ドル指数(DXY)は . . . 本文を読む
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FOMCを消化し視界開ける金市場

2021年12月16日 20時34分12秒 | 金市場
FOMCは市場予想に沿った内容となった。テーパリング(量的緩和策の縮小)の加速が決められ、声明文からはインフレが「一過性」との文言が削除され、インフレ率が「しばらくの間」目標の2%を超えるとの認識が盛り込まれた。これらは、すべて11月30日の議会証言でパウエルFRB議長が語っていたこと。市場では政策転換の受け入れ態勢が整っており株式はじめ市場に混乱は見られず、むしろ足元の懸念事項となっているインフ . . . 本文を読む
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NY金はFOMC前に安値を叩く・・・果たして如何に

2021年12月15日 20時33分01秒 | 金市場
昨日は最後に、11月の米生産者物価指数(PPI)が高目の数字になるのは想定内と書いたが、発表値はその予想値をも大きく上振れることになった。10月の前年比8.8%上昇に対し11月の予想値は9.2%、実際には9.6%となった。末端価格への転嫁が進んでいる米国だが、これは確かにCPI(消費者物価指数)の高止まりも、まだ続きそうだ。 それだけサプライチェーン問題が長引いていることの証でもある。もっとも、 . . . 本文を読む
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GOLDとPt(プラチナ)どちらがいい? 

2021年12月14日 22時24分05秒 | 金市場
週明けの市場でも金価格のこう着状態が続いている。狭いレンジの中での前日比での上げ下げが続いて13日は3.50ドル高の1788.30ドルが終値ということに。高値は1792.00ドルまで、1800ドルを伺うほどの強さは見られない一方で、下値も1782.20ドルとしっかりで、まさにFOMC待ちの状況にある。 一方、産業用需要の比率の高いプラチナは9.60ドル安の924.60ドルとなり、金との価格差( . . . 本文を読む
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静かに流動化進む国際情勢 

2021年12月10日 15時15分01秒 | 金市場
翌日に11月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控える中で、この9日も金市場はこう着状態。取引の細った環境の中で対ユーロを中心にドルが上昇。ドル指数(DXY)の上昇に沿ったファンドの機械的な売りで小幅安で終了。終値は1776.70ドル。欧米はホリデーシーズン入りしており、年末接近で取引を閉じるファンドも多いとみられる。薄商いの環境ゆえに、本日発表の米CPIの結果により値動きが大きくなっても不思議で . . . 本文を読む
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