原油に始まり原油に終わった観のある2016年のマーケット。2016年は申年。熱帯雨林のジャングルの中を行くが如しですね。どこで何が飛び出してくるのか。ピリピリしながらの進行は、骨が折れそうです。
本日は早朝に自宅を出てお昼には紀伊勝浦到着でした。南紀白浜までは飛行機でしたが、珍しく富士山も雲の下のようでした。南紀白浜空港も曇りで気温低く初日の出は無理かなと思いきや、電車で南下し串本を越えたあた . . . 本文を読む
今年の年末は、FOMCのイベント性が強すぎて、株式市場など、なんだかひと山過ぎたという印象が強い。戦い終わって日が暮れて・・・・という感じ。しかし、マクロ的にはしばらくしてから影響が出てくるので、市場の反応としては初期反応はあまり当てにはならないのではないかと思っている。原油にしてもWTIが20ドルまで下がるとか言われ始めてカバーが入り若干戻しているが、これまでも同じパターンを繰り返しながら下値 . . . 本文を読む
金市場の方は先週末そして週明けとNYの時間帯に一足早いクリスマス・ラリーという様相。週後半のクリスマスの祭日を前に今週はすでに休暇中の市場参加者も多く薄商い。
主な経済指標の発表のない中で、21日はシカゴ地区連銀が11月の全米活動指数を発表。市場予想がプラスの0.10のところマイナス0.30と下回ることとなった。相変わらず米国製造業関係の不振が続いている。21日はこの発表後に金に買いが入ったこ . . . 本文を読む
先週末の金価格は前日の大幅安もあり自律的ともいえる急反発で取引を終えていた。1050ドル割れでは前週から旺盛なアジアからの現物買い引き合いが伝えられており、12月3日に記録した直近の安値1045.40ドル割れは回避した形になった。アジアの買い引き合いは中国が中心1とみられる。
18日は金ETFの最大銘柄「SPDRゴールドシェア(GLD)」の残高が前日比で18.75トンもの大幅増に転じたことが目 . . . 本文を読む
足元の市場を主導しているのは、並行して進むドル高と原油の下落。FRBの利上げにともない教科書的な反応といえる主要通貨に対するドルの上昇が見られた。イエレン議長が米国景気の見通しに強気の姿勢を示したことが、改めて材料視されたとの指摘もある。この結果、ドル指数(DXY)は一時99.29ポイントまで上昇し12月3日に欧州中銀(ECB)の政策理事会後に急落する前の水準に復帰することになった。NYの早朝、 . . . 本文を読む
さて日本時間の明朝午前4時に発表される声明文と経済見通し。さらに4時半からのイエレン議長の記者会見。こちらは記者会見の最後は質疑応答だが、1時間経過後は次の質問を受けないのが慣例のようだ。確実視されている利上げは0.25%なので、政策金利誘導目標は0.25~0.50%となる見込み。決定が全会一致となるのか否か。1名程度の反対者が出る可能性があるが、ブレイナード理事とパウエル理事はどうなったか。仮 . . . 本文を読む
週末に出て本日夜に関西方面から東京戻り。本日は西も東も暖冬でコートもマフラーも不要の1日だった。本日は出先であるマネー誌の原稿を書いたが、本日から開かれるFOMC(連邦公開市場委員会)の結果と金市場について従来からの見通しを書こうとして、あれこれ考えているうちにやや異なった視点での内容を盛り込むことにした。
それは、日銀の異次元緩和策より規模の大きいFRBの“スーパー緩和策”は、新興国に対する . . . 本文を読む
以前から懸念されていたハイ・イールド債(ジャンク債)市場の崩れが現実のものとなる中での底割れ状態の原油相場。それがさらにジャンク債相場に跳ね返りというスパイラル。株式市場も持たずに。。大幅安。こうなると慌てて手仕舞いに向かうところも増えるのだが、その渦中でアジアの時間帯に人民元の下落も伝わり、リスク・オフ気運はさらに高まることに。その傍らで発表される中国関連のデータが底がたさを示すというチグハグさ . . . 本文を読む
既定路線となった米国の利上げ。マーケットは“待ち” のスタンスに移行している。
その上で関心は声明文の文言、FOMCメンバー全員による経済見通し、さらにイエレン議長の記者会見に集約される。結果が判明して一段落したうえで、おそらく補足的に3週間後の議事録要旨まで関心が続くだろう。懲りずに何度も書くが今回のFOMCは従来にない討論会となる可能性がある。その意味で歴史に記憶されるFOMCになるのだろ . . . 本文を読む
昨日、今回のFOMCはかなりの議論が交わされるとしたが、というのも内部での意見の割れがあるからだ。10月に表面化したのが、これまでの地区連銀総裁という地域を代表して判断を下すメンバーではなく、執行部たるFRBの理事からこのタイミングでの利上げに対する異論だった。タルーロ、ブレイナード両理事が当事者だが、特にタルーロ理事は本来金融政策よりも規制が専門分野の理事でもある。本来一枚岩のはずのFRB内で . . . 本文を読む