亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

Bye-bye 2020 

2020年12月31日 23時02分26秒 | 徒然(つれづれ)
コロナ禍に見舞われた今年は、個人的に、やはり例外にもれず行動範囲も狭まってしまい、出張も3月以降はほとんどなくなった。一方で、6月に中野サンプラザのセミナールームから参加人数を絞ったリアルのセミナーを、Zoomを使ってライブ配信するということを試すなど、新たな展開もあった。本も1冊書いたし。環境変化に応じて発生した流れに対応したものだけど、考えてみれば、いずれそうした展開になっていたのだろう。多く . . . 本文を読む
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「騒ぎ」になりそうな南ア・コロナ変異種

2020年12月24日 19時41分19秒 | 金市場
昨日ここに、南アでの新型コロナウイルス変異種の話について、「英国への対応と同様に南ア便の運航受け入れを止めたり制限されると、PGM(白金族)のロジスティクス(供給)に問題が起きないかという懸念が出てくる。今のところ、たいした騒ぎにはなっていないので杞憂に終わればいいが、要注意かと。。。」としたが、騒ぎになりそうな気配だ。。。 報じられているように、その後、英国厚生相が新たな新型コロナウイルスの変 . . . 本文を読む
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ウイルス変異騒動、PGM(白金族)のロジに影響は?

2020年12月23日 20時26分42秒 | 金市場
引き続き英国発の新型コロナ変異種ウイルス騒動でのドル高が金の売り要因となったとされる。といっても、22日はアジア時間からNYの通常取引の時間帯を通し1880ドルを挟み上限10ドル幅の取引で推移し、終盤のNYで下値を探る流れとなった。たしかにドルインデックス(DXY)が反発していたので、アルゴリズムでファンドの売りが出たのだろう。ホリデーシーズン入りといっても、米国議会はじめ欧州もクリスマスどころで . . . 本文を読む
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コロナウィルス変異種に揺れる市場

2020年12月22日 22時11分01秒 | 金市場
週明けの金市場は、他の市場と同じように米上下両院で、新型コロナ追加経済対策(9000憶ドル)が超党派の賛成多数で可決する見込みとなったことを好感する買いの一方、英国での新型コロナウィルスの変異種の感染拡大への懸念から売りが膨らむ綱引き相場となった。。 英国での新型コロナウィルス変異種感染の広がりに対し、英政府が20日からロンドンでロックダウン(都市封鎖)に踏み切り、欧州を中心に40カ国以上が英国 . . . 本文を読む
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今回も12月のFOMCがNY金のgame-changerか

2020年12月18日 21時36分51秒 | 金市場
>NY金は一時1900ドルを越えるなど、6週間ぶりの高値水準に上昇した。前日のFOMCで示された現行の月間1200憶ドルの量的緩和策の長期継続方針と参加者見通しに基づく23年末までのゼロ金利継続観測が、金のみならずsister metalの銀も押し上げた。足元で発表されている米経済指標が、雇用や消費という米経済の中核分野で減速、あるいは失速懸念が出ていることが、米連邦準備理事会(FRB)のハト派的 . . . 本文を読む
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NY金はファイザー・ショック前に戻る?

2020年12月17日 19時55分59秒 | 金市場
FOMCの結果を受けた金市場の反応は、まず急落というものだった。直前の1860ドル台の水準から1850ドル割れのマイナス圏に沈むというもの。それまでは1870ドルに接近するところまで買われていた。全米で新型コロナ感染拡大が止まず、雇用や消費に鈍化が見られるなかで、(政府の追加経済対策もメドがたたないため)一部でFRBは量的緩和策の拡大や購入資産の構成を変えるとの見通しがあったことによる。見込み外れ . . . 本文を読む
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FOMC緩和方向を想定する金市場

2020年12月16日 20時48分55秒 | 金市場
米議会での追加経済対策協議は、合意観測のみ先行する形で、相変わらず持ち越しが続いている。その間に、春に打たれた新型コロナ対応のいくつかの救済策の失効期限が迫っている。これとて夏に一部が失効し、さらに9月、そして年末であらかた支援策は消える。今週に入りナスダックが過去最高値を更新したが、株式市場はワクチン効果からの経済正常化が大きな支えとなっていることから、目先の協議の遅れは無視する形で進行している . . . 本文を読む
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ワクチン効果で先行き楽観、目先は警戒

2020年12月15日 18時06分13秒 | 金市場
週明け14日のNY金は反落となった。本日から2日間の日程で開催される年内最後の連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、総じて模様眺めのなか、米国で新型コロナワクチンの接種開始を受けたリスクオン指向が売り要因となったとされる。今回のFOMCでは声明文とパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の会見に加え、参加者が示す新たな見通しが公表される。インフレや経済、失業率、金利見通しに注目が集まる。 週明けの金 . . . 本文を読む
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不確定要因を抱えたなかでのFOMC

2020年12月14日 18時25分50秒 | 金融市場の話題
先週も市場が期待する追加経済対策の合意は結局みられなかった。今年の10月に始まった2021年会計度の連邦政府の予算は、暫定予算(つなぎ予算)で運用されており11日で期限切れを迎えた。この日米上院で期限を18日まで1週間延長する法案を審議し全会一致で可決された。市場が期待していたのは、一緒に追加支援策も協議され合意という流れだったが叶わなかった。折衝はクリスマス明けの26日まで長引く可能背があると民 . . . 本文を読む
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2021年は「決められない政治」がリスクに浮上

2020年12月11日 21時48分43秒 | トピック
来週のメインイベントFOMCを前に注目された、昨夜の欧州中銀(ECB)の政策会合。市場予想に沿った内容となった。 パンデミック緊急購入プログラム(PEPP、=量的及び信用緩和策)の全体的な規模を5000億ユーロ拡大し1兆8500億ユーロとした。期間も2022年3月まで9カ月間延長に。また金融機関に対する貸出条件付き長期資金供給オペ(TLTRO)の期間も1年間延長し2022年6月とした。中銀預金金 . . . 本文を読む
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