７月が終わる。アッという間に時間が経過するのが、ある一定の年齢（具体的にはいつ頃なのかはワカラン）を超えた人には共通の認識だと思う。それが当方にとっては、この７月は長く感じた。市場も荒れて気の抜けない展開だったし、物理的にもあっちこっち移動していたし、締切は迫るのに進まない原稿を抱えていたしと何だかんだでハァ～～～という感じ。
金市場に関するものでは、当方は６月中旬より強気を通してきた。７月月初 . . . 本文を読む
メリル・リンチの損失拡大が止まらず、そこに週末に地銀２行の破たん、IMF（国際通貨基金）が今回の金融危機はなまなかなものではないから心しなさい！とレポートまで出したことから、政府系住宅金融救済プランの議会によるスピード可決からブッシュのスピード署名という材料も霞んでしまった月曜日、NYダウは２３９ドル安。それが翌日は、住宅価格が過去最大の下げとのニュース（S＆Pケース・シラー住宅指数、前年同月比1 . . . 本文を読む
注目の５月の住宅価格指数が先ほど発表された。ケース・シラー住宅指数がそれ。データを取り始めて以降（１９８７年）、最大の下げ幅を記録した４月のデータ発表時には、株式市場はじめドル相場など相応の波乱に見舞われた。その４月の指数は全米主要１０都市の一戸建てで前年同月比で１６．３％の下落だった。さきほど発表された数字は、それをさらに上回るものだった。全米１０の主要都市は1年前から１７％の下落。２０都市で . . . 本文を読む
こちらが水鉄砲を持っていると敵はその威力を試してみたくなるが、バズーカ砲を持っているとそうは思わない・・・・・約１０日ほど前くらいだろうか、政府系住宅金融ファニー・メイとフレディ・マックに対する救済策の規模について語った際のポールソン財務長官の言葉だったと思う。保有したり保証している資産が巨額ゆえに、なまなかな対策では効果なしということを言おうとしたのだろう。これを聞いたか読んだかしたときは、面白 . . . 本文を読む
本日は珍しく平日夜の部のセミナーにて遅くなった。日曜日の日経でも報じられていたのだが、 ７月１９日スイスでイランとＥＵ（欧州連合）が核開発問題を巡る協議がもたれたが、その場に米国務省のナンバー３のバーンズ国務次官が参加したというニュースがあった。実はこのこと自体がニュース性を帯びるのは、米国側がイラン側がウラン濃縮を停止しない限り一切交渉には応じないという方針を変えたと見られるからだ。今回は、オブ . . . 本文を読む
チャートは日本時間の午後9時半のドルインデックスだが、時間足でドル高の傾向が続いている。足元で商品市場全般が売られており、金価格も940割れ。このところ暴落しているシカゴのトウモロコシなど高値から30%ほど下げた水準で未だ下げ止まらずという状況。上げているときは、これでもか、これでもかという程、報道されていたが、こうなると音無しの構え。しかし、そろそろコツンというタイミングではないかと、見ている。 . . . 本文を読む
６月の証券大手、そして今月の商業銀行と米系の決算発表が続いたが、前期との比較で目立つのが、発表に際して各社のトップの見通しがトーンダウンしていること。前期は口裏を合わせるように最悪期は脱したと語っていたと思うが、今期は違う。例えば、決算発表を例にとれば、実際の数字も大事だが、こうした発表に際してのトップのちょっとした発言とか、現場に居れば特別な質問をされた際の表情とか仕草までもを記憶に留めておいて . . . 本文を読む
気が付けば、こういう季節になった。そういえば今年は近くの公園などでも今頃はうるさいほど鳴いているはずの蝉の声がしない、静かな夏。高松でも松山でも、そういえばさほどでもなかったような。蝉はいわゆる当たり年があるらしいので、今年は少ない年なのか？この週末は連休と夏休み入りで、空港も駅もそれなりの混雑だった。その中を、スーツ姿でＰＣその他いろいろ入った重～いバッグを持って移動。電車で久々に石鎚山の麓を走 . . . 本文を読む
７月9日に「アナリスト・レポートによる過度のウォーニング」として「結果は悪かったが、織り込み済みの（あのレポート）に比べれば悪くはないよね」と結果をプラスに評価するという展開について書いたが、おおむねそのような流れになったというのが今週の大手銀行の決算発表に対する市場の反応だった。ＳＥＣ（証券取引委員会）による銘柄指名空売り規制も側面からサポートした。金市場はＮＹスポットもコメックスもかろうじてテ . . . 本文を読む
ＳＥＣ（米証券取引委員会）によるファニー、フレディを含む金融大手１９社の株式の空売り規制が功を奏し、慌てた売り方の買い戻し（ショート・カバー）がきっかけとなった株価の戻り。本日は反騰２日目でダウ平均は、これで都合４８４ドル上昇。「ベア・マーケット・ラリー」の常として出方が派手なのだ。材料はやはり“悪かった、でも予想ほど悪くなかった”というＪＰモルガン・チェースの決算。そして何より午後に入り手仕舞い . . . 本文を読む
