週末20日のNY市場の金は4月29日以来の上昇率。格付け会社フィッチ・レーティングスがギリシャを3段階引き下げのニュースに金価格は反応。具体的には「BB+ダブルBプラス」から「B+シングルBプラスに引き下げ。この水準は投機的等級(ジャンク)だが、投資適格を4段階下回るもの。しかもさらに引き下げ方向での見直し「ウォッチネガティブ」に。フィッチは、EU当局が検討中と見られるギリシャの債務再編は、償還期限の見直しであってもデフォルト(債務不履行)と見なす方針としている。当然ながらギリシャ国債は売られ、一時16%台後半の過去最高の利回りを記録している。これは実質的に破綻を織り込んだ利回りといえる。
もうひとつ20日は、格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がイタリアの格付け見通しを「安定(ステイブル)」から「弱含み(ネガティブ)」に引き下げを発表。ただし格付け(「A+」)自体は、据え置き。
いずれも成長見通しは弱く、その中で債務の削減も難しいという判断が働いてのもの。
EUの話し合いによる救済プログラムの策定云々の前に、市場の方が先走る形で、実質的に判断を下し始めている状況。昨夜のNY市場の金価格は、こうした環境に反応したものといえる。さらに20日は10.6トンと久々に(4月中旬以降初めて)ETFにまとまった増加が見られた。
そももそ首相がIMF専務理事など目じゃないくらいの艶福家で、またいろいろな噂のある方で・・
しかしこの国、なんだかんだで、危機的状況を乗り切ってきた国なので、どうにかなるんでしょう
少しだけイタリア語をかじったことがありますが、主語が無くて、動詞の語形変化で人称を兼ねるというこの言語、実に独特ですね 誰がしたかとか、誰が言ったかと言うことがさほど重要ではないんでしょうか しかも不規則変化動詞が山のごとくあり、男性名詞と女性名詞があるという難しい言葉ですね
日本も国の借金は世界に自慢できるトップですが苦しくなったら輪転機を回せばなんとかなります。二次大戦後は輪転機が過熱したはずです。かなり刷りました。
でも、今は日銀は印刷には消極的というよりは警戒しているようです。政府が金がないといっても印刷する気にはならないようです。
QE1に続いたQE2が終に6月末に終了する。
これ以降は償還債券の再投資でしかFRBは国債を買わない。
ドル札を印刷して大量に買うならQE2の継続と同じことじゃないの?
大量の国債をFRBが買わない以上はやはり国債の買い手不在が危惧される。
下手をすれば国債急落で金利急上昇の大混乱が起きかねない!
金もいったんは大きく下落するのではないか?
6~8月のいつ起きるのか?
米国以外でもメガ級の不確実性が多数あるのはご存知のとおりだ。ギリシャもそうだ。
大動乱の予感???