亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

なんと3月比で減った中国の4月の(香港経由の)金輸入

2013年06月05日 23時54分43秒 | 金市場
今夜の注目はADPの民間雇用の増加数。5月は市場予想は16万5000人とか17万人の増加だったが、結果は13万5000人の増加と予想を下回ることに。4月は速報値の11万9000人から11万3000人に下方修正された。結果的には4月より5月の方が雇用は増えることになったが、思ったほどではなかった・・・・・という結果に。日本株がまた売り直され1万3000円の攻防戦となったことから今夜のNYダウなど株式市場が注目されるが、ADPのデータは振るわずダウもマイナス圏で推移中。

金価格は1400ドルをかろうじて維持している状況だが、本日は香港が発表する中国向けの金輸出のデータが明らかになった。3月が急落前にも関わらず単月で223トンもの数字が現れ驚くとともに、ならば価格の暴落で金買いが沸き起こり在庫が払底した4月はどの程度まで高まったのかと期待された。蓋を開ければなんと126トンというもの。従来の感覚ではこの数字自体が過去最高といえるのだが、223トンを見てしまっているので、なんとも白ける結果となった。つまり肩透かし。報道によると、輸入許可枠を1-3月期に使い切ってしまい入れられなかったとか、4月に輸入する申請の時間がなかったとかと伝えられるのだが、言われてみれば確かに輸入できるのは限られた銀行だが、上限枠の問題が急に出てきたわけ?ウゥ~~~ム。。。。。。なんだか、なぁ。。

あの騒ぎは、在庫で対応したということになるが、ならば足元でもかなり中国に入っていることになる。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 波紋を投げかけるISM製造... | トップ | 矢継ぎ早のインドの金輸入規制 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

金市場」カテゴリの最新記事