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亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

米国の赤字は横ばい

2006年06月17日 20時41分23秒 | 金融市場の話題
和歌山に来ている。この地でも通信環境は着実に改善されている様で、前回使えなかった通信手段が利用可になっていて、良かった、良かったというところ。さて米国関連のデータでは1-3月期の経常収支が発表された。事前予想は2240億㌦の赤字(なんせ昨年は8000億㌦を越える赤字だからねぇ)。結果は2087億㌦の赤字ということに。空前の赤字に違いはないのだが、そこは金融市場のことゆえ予想値を下回ったことを好感するスタンス。同時に2005年10-12月期の数値が修正されたが、こちらは2249億㌦から2231億㌦へと若干の下方修正だが大勢に変化なし。当方が注目している(米国が外から受け取っている配当・利子から支払った配当・利子の差っ引きで示される)所得収支は前期の22億㌦の赤字から19億㌦の黒字になっていた。といっても2004年までは数十億ドル規模の黒字だったので、所得収支の減少傾向は続いている。同時に発表されたデータで目立ったのは、海外勢が1-3月期に米国債を19億㌦売り越しになっていたこと。前期つまり10-12月期は620億㌦の買い越しだった。

経常収支の赤字が思ったほどには広がっていないことが判明してドルが買われたことから金は一時売り込まれたが、その後買い戻されており、“引け味”は良かったといえる。先日セリング・クライマックスという表現を使ったが、大方の整理がついたということだろう。

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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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SCOの衝撃 (いつも拝見しております)
2006-06-19 00:45:25
お疲れ様です。



意外とマスコミに報道されていますね。

もちろん国民うけははかばかしい限りですが・・・

先週、商品もそれに支えられているように感じました。

株安、商品高の逆行現象出現の可能性や如何に?

ドル化の崩壊とスタグフレーションの可能性や如何に?



実質的に中国とロシアが手を結んだらしい・・・

この衝撃は対クロアチア戦にドローした以上に大きいと感じます。



もちろん、もうはまだなり。かもしれませんが・・・
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