亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

ウハウハの穀物農家

2008年02月16日 20時31分06秒 | トピック
景気後退懸念など「どこ吹く風?」と言わんばかりのコモディティ市場への資金流入が続いている。ロイタージェフリーズCRB指数など代表的な商品指数が、今週過去最高値を更新している。春小麦が14日に1ブッシェル(約27キロ)18.53ドルの過去最高値、コーンは5ドルを超え、大豆は13ドル以上、すべてが1年前と比べて25%あるいはそれ以上の価格・・・ウォール・ストリート・ジャーナルが米国中西部、ロッキー山脈の東側に広がる穀倉地帯「グレート・プレーン」にある農村の俄か好景気を伝えていた。

米国の農家のネットの収入は2008年には923億ドルとなると見られ、これは過去10年間の平均値611億ドルを51%も上回るとしている。穀物をソフト・コモディティと呼んだりするが、この2年ほどの値上がりで米国の穀物農家はウハウハで、農村地帯は高級車の売れ行きもよく、住宅不況などどこの国の話?という感じらしい。結果、農業関係の設備投資も活発らしい。一方で、同じ農家でも酪農や畜産農家は飼料穀物の値上がりで苦境に立っていると。

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3 コメント

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穀物もですが・・・ (いつも拝見しております)
2008-02-16 23:06:06
お疲れさまです。

原油の在庫が気がかりです。アメリカの石油関連の在庫はそれほど心配入りませんし、これからリセッションなら思惑の対象外です。しかし、OECDの発表にあったように世界的な在庫が低下傾向で85ドルを割ることなく「金」と同様に高値圏でレンジに入っています。ベトナム戦後のスタグフレーションなど聞かれるようになってきました。情勢的にはあのころより中東諸国の発言力を大きくなっています。4月の小麦30%の値上げに終わるのか終わらないのか?過剰流動のもとで本国を離れたドルの行方が気がかりでなりません。
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ハイパー・インフレ下の笑い話 (goldencup)
2008-02-17 10:01:07
皆さんご存知かもの 笑い話を
最近 「世界大恐慌」の 活字を ちらほらみる度に
思い出します

大戦後 ドイツで 市民が パンを 買うために
持てるだけの 紙幣を手にし 行列をつくり順番を
待っていた・・・ 一輪手押し車に 紙幣を山に
積んだ ある男が ちっとも 前に進まないので
後ろに 並んでいた人に 「ちょっと 様子を 見て来ますので 順番と この手押し車を よろしく」
と言って 列を 離れました

すると どうでしょう・・・ 列に帰ってきたら
頼んだ人と 手押し車は 消えていたんですが
無価値同様の 紙幣は そっくりその場に 残っていたという・・・ 笑い話です 

金(ゴールド)を 持って 農家へ 出向く時代が
行き着く先は 来るのかも 知れませんね    

  
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関係 (今井 啓一)
2008-02-18 19:14:21
資料と飼料深く考えなくていいですか。
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