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伊香保風 吹く日吹かぬ日 ありといえど
吾が恋のみし 時なかりけり
=巻14-3422 作者未詳=
伊香保から吹いてくる風さえ吹いて来る日もあれば、吹かぬ日もあります。でも私があなたを想う気持ちは四六時中、絶えることはありません。という意味。
「伊香保風」とは現在の赤城颪、榛名颪の空っ風のことで、上州名物空っ風は昔も吹いていたのである。「時無かりけり」は、いつと定まった時がないよ、の意。
東歌にしては方言もなく非常にわかり易い歌である。風と恋との対比が一途でおおらかさを感じさせる。
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万葉歌碑篆刻
この万葉歌碑は群馬県高崎市の高崎自然歩道、マップ27地点に建っている。
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