八塩山に登った(こちら)翌日、5月18日は八つながりと言うわけではないが、八幡平に出かけていた。
理由は前日を遥かに凌ぐ晴天が勿体なかったから・・・
いつも私ばかり独り山に行っているので、たまには家内も連れて行こうと思ったものの、
家内は極めて足弱なので登山は無理。
しかし八幡平ならば歩かなくても山頂近くまで行け、雄大な山岳風景を満喫できる。
なおこの日は行く途中で珍しい水没林を見ている(記録はこちらの下半分)。
八幡平アスピーテラインを走るのは三年ぶりくらいだ。
雪のあるうちに来たのは、何年ぶりかわからない。
晴天なので、県境近くの展望場所からの眺めは素晴らしいものだった。
県境近くからの南側の眺め。
畚岳(もっこだけ)や遠く秋田駒ヶ岳を望む。
畚岳をアップで。
秋田駒ヶ岳をアップで。
南西側、鳥海山の方角の眺め。
しかし今日は鳥海山は見えなかった。手前の山は左の丸いのが曲崎山(1334m)、右に連なるのが倉沢山(1300m)。
その間、奥には荷葉岳(1254m)。
曲崎山をアップで。
西側、焼山と森吉山の重なりを望む。
手前が焼山、奥の方が森吉山。
秋田側を走っている間は車がほとんど無かった。
今日の八幡平は我々の貸し切りかと思うほどだったが、県境に達した途端に車が多くなった。
八幡平は岩手側から入る人が圧倒的に多いようだ。
山頂駐車場から八幡平山頂方面に歩いて行く人も多かったが、
これは最近、話題のドラゴンアイが目当てなのだろう。
私は岩手の友人からのSNS最新情報で、まだ開眼していないと知っていたので、
無理に雪の中を歩いて見に行かなかった。
岩手側に少し下った場所の無料駐車スペースに車を止め、車中で昼飯(にぎりめし)とした。
南東に岩手山を望む。
八幡平から望む岩手山は南部片富士そのものだが、
個人的には右側に連なる鬼ヶ城の岩壁を背びれの列に見立て、ゴジラの横姿を連想している。
南側、八幡平南端の源太ヶ岳、大深岳を望む。
2018年の初夏、八幡平を縦走し、すぐ手前まで行ってみたが、遠かった(記録はこちら)。
少し西側、真っ平らな諸檜岳。
畚岳
北西側を見たら、妙な雪形が目に入った。
Zの雪形だ。おそろしや、プーチンが攻めて来たのかと思ってしまった。
おそろしやプーチンZ・横構図。
北側のダケカンバ
八幡平の帰り道は岩手に下りず、来た時と同じ道を帰った。
途中のブナ林は地面が分厚い雪に覆われているのに、浅黄色の若葉を展開し、
白いタムシバの花もさかんと咲いていて見事だった。
しかし路駐出来ないので、撮影出来なかった。
これは以前あった駐車スペースが全てロープで塞がれているからだ。
何故封鎖したのか。
タケノコ採りの人が熊に食われたため、入山出来ないようにとの県の措置だ。
日によっては県や警察の人が立ってものものしく警戒にあたっている。
人食い熊の巣、焼山火山を望む。
全く歩かないで帰るのも味気ないので、クマさんの居ない大沼湿原を少し散策してみた。
まだ冬枯れの湿原には、疎らだが、ミズバショウやエゾノリュウキンカが咲いていた。
大沼湿原
コバイケイソウの芽出し
ミズバショウ
エゾノリュウキンカ
以上。
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