モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

男鹿はシラネアオイが最盛期みたい。(2023年4月20日)

2023年05月01日 | 男鹿半島4月

男鹿毛無山には4月10日に来たばかり(記録はこちら)なのに、
4月20日もまたやって来た。

鵜ノ崎海岸から毛無山を望む。



五社堂の参道、999段の石段を望む。



五社堂の参道脇に、前回はニリンソウが咲いていたが、
今回は早くも終わっており、

代わりに咲いていたのはラショウモンカズラだった。
それは濃い青紫のでかい花で、参道にニュッと突き出すように咲いていた。
名の由来は蔓のように伸びた茎がかずらのようであるのと、
平安時代の武将、渡辺綱が羅生門で切り落とした鬼女の腕に花の形が似ていることから、
ラショウモンカズラと和名が付いたとか。

迫力のある花だ。日本で咲くシソ科としては最大だろうか。

ラショウモンカズラの花
 


五社堂



スミレ類は前回(4月10日)と較べるとだいぶ少なくなっていたが、
五社堂境内にはタチツボスミレが残っていた。

タチツボスミレ



この日の五社堂ルートのメインはシラネアオイとキバナイカリソウだった。
どちらも前回、来た時、咲き出したばかりだったが、そろそろ最盛期のようだ。
いつも遅れて咲くシラネアオイの白花にも会えるかもしれない。


シラネアオイとキバナイカリソウ



シラネアオイだけ



 


白花シラネアオイは道端には無かった。
もし有ったらたちどころに盗掘されるだろう。
今回は藪漕ぎして数株見つけた。


シラネアオイ白



シラネアオイ白
 


キバナイカリソウと他に見た花たち。
秋田にはただのイカリソウは無く、キバナイカリソウばかりだ。

キバナイカリソウ



 


ナツトウダイ
 


フデリンドウは通常、明るい芝生や草地でよく見かけるが、
ここでは広葉樹林の下草。コバルトに輝く宝石が転がってるようだった。

フデリンドウ


フデリンドウ
    



こちらは白くなよなよと・・・

ホソバノアマナ
 


ホソバノアマナは秋田では男鹿でしか見たことが無い。
男鹿は植物の種類が豊富なところ。
秋田ではここだけ、あるいは国内ではここだけという種類も幾つかある。

今年の二輪草海はいかに。」に続く。

以上。


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2 コメント

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あるべき所は自然界 (迷える羊のメモ帳)
2023-05-01 10:05:12
モウズイカさんが見せてくれる深山に咲く在来植物を
私は植物観察園で見ていますが、管理するボランティアさんの努力により、何とか保たれていますが、年々
種類も花数も減りつつあります。フデリンドウは手厚く管理されていますが、ほとんど増えません。
返信する
迷える羊さんへ。 (モウズイカ)
2023-05-01 13:15:53
コメントありがとうございます。
深山に咲く植物の中には高山性でなくても、低地の高温多湿を嫌うものもあり、
自生地のように毎年維持するのは難しいでしょうね。
私の行く山では園芸目的の盗掘がちょくちょくあります。
これは山菜同様、花は山で盗るものだと言う考えが
いまだに根付いているせいかと思われますが、困ったものです。
フデリンドウはよくわかりませんが、一か二年草ですかね。
株の寿命が短いので、種子の出来具合によって作が変わって来るものと思われます。
返信する

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