「アイキャラ」という番組が面白い。
二次元のキャラクターを生み出し、それをプロデュースしていく、という趣旨の番組。
何がいいって、この番組のキャストだ。
バカリズムに加えて、ベース・ボール・ベアのボーカル小出祐介、でんぱ組の夢眠ねむ、声優の新田恵海。
特に、最初の三人のチーム感の良さが見事。
プライベートで交流のある三人だからこそだせる「間」が、視聴者に一体感を与える。
ナレーションの杉田智和もいい。落ち着いているが、何かわくわくさせるものがある。
もうひとつ面白いのは、キャラクターを生み出す時に見えてくる市場や社会の構造だ。
架空のキャラクターをつくり出すということは、沢山のストーリーをつくり出すということに他ならない。
身体的なデザインはもちろん、年齢、性格、家族構成、周囲の人間との関係、キャラクター自身の目標。
一貫性やリアリティはもちろんこと、感情移入できるかどうか、という点も重要になる。
さらに、そのキャラクターが商品としてどのように市場で受け止められるのか、というポイントもある。
市場でどのように認識されるかは、市場に今現在どういうニーズと商品が存在しているのか(ことによれば潜在的に)、によって推測できる(可能性がある)。
この番組はそうした論点をシンプルだが、的確に処理していく。
さらに面白いのが、実際にキャラクターができていく過程だ。
それは子供が成長する驚きにも似ている。
視聴者はプロデューサー目線だからこそ、不可避的にそのキャラクターに思い入れを持ってしまう。
一億総批評時代のなかで、誰もが「アイドル」や「二次元キャラクター」に一家言持ってしまいそうになる。
けれど、僕自身はもちろん大半の人間は素人である。素人なのに何か考え、言おうとする。
ところが、実はそういう素人だからこそ、この番組から見える景色は面白いのである。
二次元のキャラクターを生み出し、それをプロデュースしていく、という趣旨の番組。
何がいいって、この番組のキャストだ。
バカリズムに加えて、ベース・ボール・ベアのボーカル小出祐介、でんぱ組の夢眠ねむ、声優の新田恵海。
特に、最初の三人のチーム感の良さが見事。
プライベートで交流のある三人だからこそだせる「間」が、視聴者に一体感を与える。
ナレーションの杉田智和もいい。落ち着いているが、何かわくわくさせるものがある。
もうひとつ面白いのは、キャラクターを生み出す時に見えてくる市場や社会の構造だ。
架空のキャラクターをつくり出すということは、沢山のストーリーをつくり出すということに他ならない。
身体的なデザインはもちろん、年齢、性格、家族構成、周囲の人間との関係、キャラクター自身の目標。
一貫性やリアリティはもちろんこと、感情移入できるかどうか、という点も重要になる。
さらに、そのキャラクターが商品としてどのように市場で受け止められるのか、というポイントもある。
市場でどのように認識されるかは、市場に今現在どういうニーズと商品が存在しているのか(ことによれば潜在的に)、によって推測できる(可能性がある)。
この番組はそうした論点をシンプルだが、的確に処理していく。
さらに面白いのが、実際にキャラクターができていく過程だ。
それは子供が成長する驚きにも似ている。
視聴者はプロデューサー目線だからこそ、不可避的にそのキャラクターに思い入れを持ってしまう。
一億総批評時代のなかで、誰もが「アイドル」や「二次元キャラクター」に一家言持ってしまいそうになる。
けれど、僕自身はもちろん大半の人間は素人である。素人なのに何か考え、言おうとする。
ところが、実はそういう素人だからこそ、この番組から見える景色は面白いのである。