それでも僕はテレビを見る

社会‐人間‐テレビ‐間主観的構造

フルーチェ、天使と戦う

2010-01-07 08:42:40 | イギリス生活事件簿
私はフルーチェが好きだ。

そんな私に彼女が沢山のフルーチェを送ってきてくれた。

クリスマスプレゼントとして頼んだものが、年明けに届き、お年玉となった。

前回彼女がフルーチェを送ってきてくれたとき、毎日食べて速攻なくなった。

そのとき必死で代用品をイギリスに探した。

実は似たようなお菓子がイギリスにもある。

僕はヨーロッパのお菓子を基本的に信じていない。基本的まずいと思う。今までの経験ではそうだった。もちろん、それは僕の味覚の問題だから、みんながそう思うとは限らない。しかし、不味いと思う。

だが、フルーチェの代用品に関してはその実力を信じたかった。フルーチェと同じくらいおいしくあってほしい。

心からそう思った。



代用品の名前は、エンジェル・ディライト。天使も喜んじゃうお菓子。ミルクと混ぜるとカスタード状のお菓子になるらしい。すなわち、仕組みはフルーチェである。

だが忙しさのなかで、僕はその存在をすっかり忘れてしまった。

フルーチェを欲する暇もなく、研究と年末のパーティで年を越してしまったのである。




さて今日である。

今日は昨日からの大雪で、大学は機能停止。

しかし洗たくしなくてはいけないから、僕はコイン・ランドリーへ。

吹雪とぐしゃぐしゃの雪の中、ようやくたどり着いたランドリー。

・・・コインを忘れた。

釣銭を出すために、生協で買い物。

そこにありました。エンジェル・ディライト。天使も喜ぶ、あのお菓子。



皆さんお待ちかねの(そんなわけはない)、フルーチェとエンジェルの対決であります。

勝負は公平を期すため、同じイチゴ味。

ミルクも脂肪分を同じものを使用。

さっそくエンジェルを作る。

袋を開ける。エンジェルはフルーチェと違って粉だ。

そして、粉からではなく、牛乳を先に容器に入れる。

牛乳の量はフルーチェの1.5倍の300cc。

混ぜる、・・・・・・混ざらない。

混ぜる、・・・・・・混ざらない。

混ぜる、・・・・・・エンジェルはなかなか混ざらない。

ようやく混ざった後、五分待ての指示。

はい、完成です。



実食。

・・・ひと口目はおいしい気がしたが、徐々にだるくなっていく。

カスタードっぽさがフルーチェよりも強い。

フルーチェのフルーティーさはさすがに粉だけあって無く、そこに決定的な差が生じたのであった。

フルーチェに唯一勝っている点は、その安さ。100円くらいで300cc分もできてしまうのだ。

だが私はフルーチェを買う。フルーチェは最強だ。まずイギリスを制覇した。

次はフランスとか大陸ヨーロッパで戦え。

世界を制覇しろ、フルーチェ。

その前に日本を制覇しろ、フルーチェ。



関係ないけど、昨晩遅くに、あの長きに渡って戦いつづけた課題を提出しました。

ようやく年明けの感じが。

今学期はその内容を口頭発表せねばならず、今から心配です。

評価に関わらないそうですが、自分を試されます。